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Aug 18, 2023
17 日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反落。終値は 145.84 円と前営業日 NY 終値(146.35 円)と比べて 51 銭程度のドル安水準だった。「中国当局は今週、人民元の急激な変動を防ぐため、国有銀行に対し外国為替市場への介入を強化するよう指示した」との一部報道をきっかけに、対人民元中心にドル安が進んだ欧州市場の流れを引き継いで始まった。アジア時間に一時 146.56 円と年初来高値を更新した反動で利益確定目的の売りが出やすい面もあり、22 時 30 分前には一時 145.62 円と日通し安値を付けた。
ただ、前日の安値 145.31 円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。米 10 年債利回りが一時4.3256%前後と昨年 10 月 21 日以来の高水準を付けたことも相場の支援材料となり、146.30 円付近まで値を戻した。
もっとも、ダウ平均が一時 320 ドル超下落するなど、米国株相場が軟調に推移するとリスク・オフの円買いが優勢となり、4 時 30 分前には 145.64 円付近まで押し戻された。
ユーロドルは小幅ながら続落。終値は 1.0872 ドルと前営業日 NY 終値(1.0879 ドル)と比べて 0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。対人民元中心にドル売りが強まると、ユーロに対してもドル売りが先行。欧州債利回りが上昇したことで、欧米金利差縮小への思惑からユーロ買い・ドル売りが入った面もあった。21 時 30 分過ぎに一時 1.0918 ドルと日通し高値を付けた。
ただ、前日の高値 1.0935 ドルがレジスタンスとして意識されると失速した。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(7 月 25-26 日分)を受けて、FRB の金融引き締め長期化観測が強まる中、米金利上昇に伴うユーロ売り・ドル買いも出た。4 時前には一時 1.0857 ドルと 7 月 6 日以来の安値を更新した。
ユーロ円は 3 営業日ぶりに反落。終値は 158.57 円と前営業日 NY 終値(159.22 円)と比べて 65 銭程度のユーロ安水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、しばらくは方向感に乏しい展開が続いた。ただ、米国株相場が下げ幅を広げるとリスク回避の円買いが優勢となり、一時 158.26 円と本日安値を付けた。
本日の東京外国為替市場のドル円は、この後に発表される 7 月全国消費者物価指数(CPI)をまずは見極め。また、引き続き本邦通貨当局のドル売り・円買い介入に警戒する展開となる。
昨日は、「中国当局は今週、人民元の急激な変動を防ぐため、国有銀行に対し外国為替市場への介入を強化するよう指示した」との一部報道をきっかけに、対人民元を中心にドル売りが優勢となった。また、日本の 20 年債入札が 1987 年以来の不調となり、日本国債 10 年物利回りが 0.655%まで上昇したことも、円を買い戻す要因になったのかもしれない。
8 時 30 分に発表される 7 月全国 CPI(生鮮食品を除く総合)の前年比予想は+3.1%と 6 月+3.3%から低下見込み。一方、7 月全国 CPI(生鮮食料品・エネルギー除く)は前年比+4.3%と前回から上昇が予想されている。日銀がインフレ指標として注視しているこのコアコア CPI は、5 月の前年比+4.3%から 6 月は宿泊料が全国旅行支援の申し込み再開で伸びが鈍化したことで、同比+4.2%へ低下していた。
また日銀が 2%物価目標を掲げているのに対して、コア CPI は 3%以上の伸び率を連続で記録し、7 月も予想通りならば 11 カ月連続となる。しかしながら政策金利の引き上げについて日銀は、黒田第 31 代総裁も植田第 32 代総裁も「賃金上昇の確認を待つ」と明言してきており、CPI の数字は重視されないのかもしれない。6 月の実質賃金は前年比 1.6%減と発表され、15 カ月連続でマイナスを記録しており、こちらは金融政策正常化までは程遠い状況が続いている。
本邦通貨当局は、昨年 3 回、ボラティリティー抑制を名目にしたドル売り・円買い介入を断行。介入はボリンジャー・バンド+2σ付近で行われ、その後の安値は日足一目均衡表・基準線付近だった。本日の高値の目安となる+2σ水準は 147.25 円付近、安値の目安となる基準線は 141.91 円となっている。
ドル円のテクニカル分析では、高値圏での孕み線での反落は売りを示唆、そして、相対力指数(RSI)やストキャスティックは、ドル円が 146.56 円まで高値を更新したにも関わらず、高値を更新できていないことで、逆行現象(ダイバージェンス)による売りシグナルとなっている。
※時刻表示は日本時間
<国内>
○08:30 ☆ 7 月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食品を除く総合、予想:前年比 3.1%)
○08:30 ☆ 7 月全国 CPI(生鮮食料品・エネルギー除く、予想:前年比 4.3%)
<海外>
○15:00 ◎ 7 月英小売売上高(自動車燃料含む、予想:前月比▲0.5%/前年比▲2.1%)
○15:00 ◎ 7 月英小売売上高(自動車燃料除く、予想:前月比▲0.7%/前年比▲2.2%)
○15:30 ◇ 4-6 月期スイス鉱工業生産
○18:00 ☆ 7 月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値(予想:前年比 5.3%)
○18:00 ☆ 7 月ユーロ圏 HICP コア改定値(予想:前年比 5.5%)
○18:00 ◇ 6 月ユーロ圏建設支出
○21:30 ◇ 7 月カナダ鉱工業製品価格(予想:前月比 0.1%)
○21:30 ◇ 7 月カナダ原料価格指数
○日米韓首脳会談(キャンプデービッド)
※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
※指標などの発表予定・時刻は予告なく変更になる場合がありますので、ご了承ください。
17 日 14:18 カザークス・ラトビア中銀総裁
「追加利上げ幅は、小幅になる見通し」
「追加利上げの決定前には、新たな見通しの提示が必要」
17日17:31 ツァジバナ南アフリカ準備銀行(SARB)副総裁
「金利上昇の痛みはこれから」
「家計支出はわずか 1%増」
17 日 18:09 バーチェ・ノルウェー中銀(ノルゲバンク)総裁
「インフレを抑えるために政策金利を引き上げた」
「エネルギー価格を除いたインフレ率は 6.5%近辺で推移していると思われる。それは我々の目標から著しく上振れている」
「経済見通しは不確かだが、我々の目標は不確かではない。目標はインフレを 2%に近い水準で安定させること」
「金融を引き締め過ぎるリスクと、引き締めないリスクのどちらも懸念している」
「金融引き締めサイクルが終わりに近づいているかと多くの人に問われるが、答えはまだまだ長い道のりだ」
「利上げ効果は出ていると信じている」
※時間は日本時間
陰線引け。転換線は基準線を上回り、遅行スパンは実線を上回り、雲の上で引けていることで、三役好転の強い買いシ
グナルが点灯中。8 手連続陽線の後、昨年 11 月以来の高値を
更新するも孕み線で反落した。しかしながら転換線を上回っ
て引けており、反発の可能性は残されている。ただ相対力指
数(RSI)などとの逆行現象(ダイバージェンス)には注意
しておきたい。
本日は、16 日の安値を支持に押し目買いスタンスで臨み、
同水準を下抜けた場合は手仕舞い。
レジスタンス 2 147.57(2022/11/7 高値)
レジスタンス 1 146.56(8/17 高値)
前日終値 145.84
サポート 1 145.31(8/16 安値)
サポート 2 144.49(日足一目均衡表・転換線)

陰線引け。転換線は基準線を下回り、遅行スパンは実線を
下回り、雲の下で引けていることで、三役逆転の強い売りシ
グナルが点灯している。5 手連続陰線で転換線を下回って引
けており続落の可能性が示唆されている。
本日は、転換線を抵抗に戻り売りスタンスで臨み、同線を
上抜けた場合は手仕舞い。
レジスタンス 1 1.0961(日足一目均衡表・転換線)
前日終値 1.0872
サポート 1 1.0774(6/14 安値)

陰線引け。転換線は基準線を上回り、遅行スパンは実線を
上回り、雲の上で引けていることで、三役好転の強い買いシ
グナルが点灯している。高値圏の孕み線で反落したものの転
換線を上回って引けており反発の可能性が示唆されている。
本日は、15 日の安値を支持に押し目買いスタンスで臨み、
同水準を下抜けた場合は手仕舞い。
レジスタンス 1 186.47(8/17 高値)
前日終値 185.89
サポート 1 184.35(8/15 安値)

陰線引け。転換線は基準線を上回っているものの、遅行ス
パンは実線を下回り、雲の下で引けていることで、売りシグ
ナルが優勢な展開となっている。抱き線で反落して転換線を
下回って引けており、続落の可能性が示唆されている。
本日は、87 円台に乗せた転換線を抵抗に戻り売りスタンス
で臨み、同線を上抜けた場合は手仕舞い。
レジスタンス 1 87.03(日足一目均衡表・転換線)
前日終値 86.41
サポート 1 84.95(7/28 安値)

