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April 1, 2025
31日のニューヨーク外国為替市場でドル円は小反発。終値は149.96円と前営業日NY終値(149.84円) と比べて12銭程度のドル高水準だった。日本時間夕刻に一時148.70円と日通し安値を付けたものの、欧 米市場では買い戻しが優勢となった。
3月米シカゴ購買部協会景気指数が47.6と予想の45.0を上回ると、4.18%台まで低下した米10年債 利回りが4.25%台まで上昇し、全般ドル買い戻しが先行。一時は430ドル超下落したダウ平均が持ち直 し、560ドル超上昇したことも相場を下支えした。3時30分前には一時150.27円と日通し高値を更新し た。
ユーロドルは3営業日ぶりに小反落。終値は1.0816ドルと前営業日NY終値(1.0828ドル)と比べて 0.0012ドル程度のユーロ安水準となった。米関税政策の不透明感に加えて、欧州経済の先行き懸念がく すぶる中、欧州株相場が軟調に推移するとリスク・オフのユーロ売り・ドル買いが先行。米シカゴPMI の上振れもユーロ売り・ドル買いを促し、24時前に一時1.0784ドルと日通し安値を更新した。
ただ、前週末の安値1.0765ドルが目先サポートとして意識されると下げ渋った。「欧州中央銀行(ECB) 内では4月の金利据え置きを受け入れる用意のあるメンバーが増えている」との一部報道も買い戻しを誘 い、1.08ドル台前半まで下値を切り上げた。
ユーロ円は小幅続落。終値は162.21円と前営業日NY終値(162.25円)と比べて4銭程度のユーロ安 水準。日本時間夕刻に一時161.05円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。ド ル円の上昇やユーロドルの下げ渋りにつれた円売り・ユーロ買いが出た。大幅安で始まった米国株相場が 底堅く推移したことも相場の支援材料となり、アジア時間早朝に付けた162.28円を上抜けると一時 162.48円まで上値を伸ばした。
本日の東京外国為替市場のドル円は、明日発動予定のトランプ米政権の相互関税への警戒感が上値を抑 える中、3月の日銀短観を見極めることになる。
トランプ米政権の相互関税に関して、先日の日銀金融政策決定会合と米連邦公開市場委員会(FOMC)は 「不確実性」として、それぞれ、追加利上げと追加利下げを見送る要因としていた。明日以降、「不確実 性」が深まるのか否かは不明だが、ドル円の注目水準は、上値は、50日移動平均線の151.11円や200日 移動平均線の151.52円、下値は、一目均衡表・基準線の148.92円を念頭に置き、過去最大規模の円の買 い持ちポジションを抱えたシカゴ筋の動向を見極めていくことになるのかもしれない。
8時50分に日銀が公表する3月の企業短期経済観測調査(短観)の大企業製造業の業況判断指数(DI) は、+12と予想されており、昨年12月調査の+14から2ポイント下落が見込まれている。背景には、明日 トランプ米政権が発動予定の相互関税への警戒感、中国経済の低迷、そして、コメ価格の高騰に代表され る物価上昇への警戒感などが挙げられる。
植田日銀総裁は、先日の日銀金融政策決定会合の後の記者会見で、海外発の不確実性への警戒感を示し ながらも、「4月初めには通商政策の内容がある程度でてくる。次回の決定会合(4/30-5/1)ないし展望 リポートの中である程度消化できる」と述べていた。
3月日銀短観の悪化、日経平均株価の下落、そして、相互関税の内容などが想定内なのか否か、今後の 植田日銀総裁の発言に注目しておきたい。
12時30分に発表される豪準備銀行(RBA)政策金利は、現状の4.10%での据え置きが予想されており、 注目ポイントは、声明文でインフレ見通しや金融政策に対する見解に変化が見られるか否かとなる。 2月の豪消費者物価指数はインフレの伸び率鈍化を示していたが、RBAは、単月のデータよりも四半期 のデータを重要視しており、4月30日に公表予定の1-3月期CPIを待って、5月19-20日の豪準備銀行(RBA) 理事会で追加利下げが決定されるのかもしれない。
オーストラリアでは、5月3日に総選挙が予定されており、政権交代の可能性もあることで、予断を許 さない政治・経済状況となっている。
<国内>
○08:30 ◎ 2 月完全失業率(予想:2.5%)
○08:30 ◎ 2 月有効求人倍率(予想:1.26 倍)
○08:50 ☆ 日銀・企業短期経済観測調査(短観、3 月調査)
☆ 大企業製造業の業況判断指数(DI、予想:12)
◎ 大企業非製造業の業況判断指数(DI、予想:33)
◎ 大企業製造業DI・6 月見込み(予想:9)
◎ 大企業非製造業DI・6 月見込み(予想:29)
◎ 大企業全産業設備投資計画(前年度比、予想:2.9%)
<海外>
○09:30 ◎ 2 月豪小売売上高(予想:前月比0.3%)
○10:45 ◎ 3 月Caixin 中国製造業購買担当者景気指数(PMI、予想:51.1)
○12:30 ☆ 豪準備銀行(RBA)政策金利発表(予想:4.10%で据え置き)
○15:00 ◇ 3 月英ネーションワイド住宅価格指数(予想:前月比0.2%)
○15:30 ◇ 2 月スイス小売売上高
○16:30 ◇ 3 月スイス製造業PMI(予想:50.5)
○16:50 ◎ 3 月仏製造業PMI 改定値(予想:48.9)
○16:55 ◎ 3 月独製造業PMI 改定値(予想:48.3)
○17:00 ◎ 3 月ユーロ圏製造業PMI 改定値(予想:48.7)
○17:15 ◎ グリーン英中銀金融政策委員会(MPC)委員、講演
○17:15 ◎ ブイチッチ・クロアチア中銀総裁、講演
○17:20 ◎ チポローネ欧州中央銀行(ECB)専務理事、講演
○17:30 ◎ 3 月英製造業PMI 改定値(予想:44.6)
○18:00 ☆ 3 月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値(予想:前年比2.2%)
○18:00 ☆ 3 月ユーロ圏HICP コア速報値(予想:前年比2.5%)
○18:00 ◎ 2 月ユーロ圏失業率(予想:6.2%)
○21:30 ◎ ラガルドECB 総裁、講演
○22:45 ◎ 3 月米製造業PMI 改定値(予想:49.9)
○23:00 ◇ 2 月米建設支出(予想:前月比0.3%)
○23:00 ☆ 3 月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数(予想:49.5)
○23:00 ◎ 2 月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数(予想:761.6 万件)
○24:00 ◇ 3 月メキシコ製造業PMI
○2 日01:30 ◎ レーンECB 専務理事兼主任エコノミスト、講演
※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
※指標などの発表予定・時刻は予告なく変更になる場合がありますので、ご了承ください。
31日08:40トランプ米大統領
「関税措置の制限については何も聞いていない」
「プーチン露大統領が約束を破るとは考えていない」
「関税はすべての国から始まる」
31日10:52加藤財務相
「為替レートは市場において決定、無秩序な動きが経済 に悪影響を与え得るとの認識を日米財務相で共有」
「今後、共通の認識に基づいて日米間の意思疎通を積 極的に図っていきたい」
31日15:45ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「不確実性のためインフレが終わったとは言えない」
「インフレは持続的に低下する必要があるため慎重な金 利設定が要する」
「トランプ米政権の貿易措置が世界経済成長を損なうだ ろう」
1日04:15ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁
「関税の影響を計るまだ初期段階にある」
「関税については依然として多くの不確実性がある」
「関税の影響を測定するにはデータを監視する必要が ある」
1日04:16バーキン米リッチモンド連銀総裁
「金利を引き下げるにはインフレに対する信頼が必要」
「関税により雇用面でリスクが生じる可能性」
※時間は日本時間
下影陽線引け。148.90 円台の日足一目・基準線を割り込ん
だところから切り返し、一時150 円前半まで反発した。3 月
28 日-31 日レンジのほぼ半値水準で引けている。
一目・転換線は本日まで149.70 円で横ばいであり、明日
からは上昇が示唆されている。暫くは同線を睨みながらの取
引となるか。昨日の下ヒゲが支持となるかを見極めたい。昨
日高値を超えるようだと、3 月28 日高値が視野に入る。
レジスタンス1 151.21(3/28 高値)
前日終値 149.96
サポート1 148.70(3/31 安値)
サポート2 148.18(3/20 安値)

小陰線引け。1.0840 ドル台で3 月28 日高値を上抜けたと
ころで上昇が一服。1.07 ドル後半では再び下げ渋り、1.08
ドル台を回復するも3 手ぶりの陰線引け。
日足一目・転換線は本日1.0825 ドル、3 月21 日高値を超
えないと明日には1.08 ドルを割り込む見込み。1.07 ドル台
で下値は切り上げているが、転換線の方向を頼りに売り目線
で臨みたい。21 日高値1.0861 ドルの上抜けで手仕舞い。
レジスタンス1 1.0861(3/21 高値)
前日終値 1.0816
サポート1 1.0765(3/28 安値)

寄引き同事線引け。161 円台に入り込み売り先行も161 円
手前で下げ止まった。162 円前半の日足一目・転換線を上抜
けて、一時162.48 円まで持ち直す場面があった。
転換線は本日162.05 円まで低下するも、底打ちが示唆さ
れている。また200 日線が昨日高値まで水準を下げてきた。
暫くは両線に挟まれた水準を中心に上下か。200 日線をクリ
アに超えると3 月27 日高値が163.36 円が意識される。
レジスタンス1 163.36(3/27 高値)
前日終値 162.21
サポート1 161.05(3/31 安値)

陰線引け。早々に94 円を割り込み、93 円台で下落幅を広
げた。93 円手前で売りが一服し、93 円後半の日足一目・基
準線付近まで持ち直すも2 手連続の陰線引け。
基準線は本日も93.79 円に位置し、同線を巡る攻防が注目
される。反発した場合でも昨日重しとなった94.20 円台の転
換線から昨日高値94.35 円辺りでは買いの勢いは緩みそうだ。
目先の下値めどは、昨日安値93.05 円をまずは想定。
レジスタンス1 94.35(3/31 高値)
前日終値 93.68
サポート1 93.05(3/31 安値)

