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August 7, 2025
6日のニューヨーク外国為替市場でドル円は小反落。終値は147.37円と前営業日NY終値(147.62円) と比べて25銭程度のドル安水準だった。米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げへの期待が高まる中、全 般ドル売りが先行。米10年債利回りが4.2789%前後まで急騰した場面では147.66円まで買い戻しが一 気に進んだものの、米10年債利回りが4.21%台まで上昇幅を縮小すると失速した。4時前には一時146.98 円と日通し安値を更新した。
もっとも、146円台では押し目を拾いたい向きは多く、引けにかけては147.62円付近まで下値を切り 上げた。
なお、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁は「米経済の減速に利下げで対応するのが適切となる可能性」 「依然として年内に2回の利下げが妥当だと判断」と述べたほか、クックFRB理事は「7月雇用統計は懸 念すべき内容」としながらも、5・6月の大幅な下方修正については「転換期によくあること」との見解 を示した。
ユーロドルは続伸。終値は1.1660ドルと前営業日NY終値(1.1575ドル)と比べて0.0085ドル程度の ユーロ高水準となった。欧州時間に進んだユーロ高・ドル安の流れを引き継いで、NY勢参入後も上値を 試す展開となった。市場では「米国での景気減速懸念と利下げ観測を背景としたドル売りが続いている」 との声が聞かれ、3時30分過ぎに一時1.1669ドルと7月28日以来の高値を付けた。
なお、米ホワイトハウスは「トランプ米大統領はプーチン露大統領との直接会談にオープン」との声明 を発表。「ロシア側がトランプ米大統領との会談望んでいる」と明らかした。
ユーロ円も続伸。終値は171.82円と前営業日NY終値(170.87円)と比べて95銭程度のユーロ高水準。 米早期利下げ観測の高まりを背景に、投資家のリスク選好姿勢が強まると円売り・ユーロ買いが優勢とな った。5時30分過ぎには一時171.99円と本日高値を更新した。
本日の東京時間でのドル円も引き続き147円台を中心としたレンジ取引になりそうだ。ただ、多くの輸 出・輸入企業が13日から始まるお盆を前に、11日から夏季休暇に入ることで、連休前の本日と明日に実 需勢のドル買い・ドル売りともに散見されることが予想され、本邦勢のフローが相場を急転させるリスク には備えておきたい。
昨日はユーロドルが7月下旬以来の水準までユーロ高・ドル安が進んだものの、ドル円を含めた多くの 通貨では小幅なドル安に収まっている。ドル円を含め多くの通貨では先週の雇用統計ショックが落ち着き、 夏枯れ相場とともに連日レンジ内から抜け出せないでいる。当面は、新たなニュースや発言等が出るまで は方向性を模索していく展開になりそうだ。
ただ、リスクとしてはドル安が大きいのは確か。早朝にトランプ米大統領は大統領執務室で会見をした 際に「上がっているのは株価だけだ」と発言し、関税による物価高が起きていないような発言をしている。
このような発言をしたことで、週末に解雇されたマッケンターファー米労働省労働統計局(BLS)局長の 後任は、今後発表される消費者物価指数(CPI)や卸売物価指数(PPI)の指標結果を、恣意的に大統領の 希望通りの低インフレ結果となるように操作する可能性すらありそうだ。指標の操作を否定する声が一部 ではあるが、日本国内でも2004年から2017年まで厚労省が毎月勤労統計調査を改ざん、2021年12月に は国土交通省も、国が特に重要だと位置づける基幹統計の一つ建設工事受注動態統計でも不正が明らかに なっている。後者に至っては原票を消しゴムで消し、鉛筆で修正していたことも判明している。先進国と 言えども、指標の操作がないとは否定することはできない。
本日のアジア時間では、本邦から対外対内証券売買契約等の状況、景気動向指数・速報値など、中国と 豪州から貿易収支が発表される。中国の貿易収支は対米の収支を中心に興味深いものになるだろうが、い ずれの指標とも為替相場への影響は限られたものになりそうだ。ただ、欧州入り後に英中銀(イングラン ド銀行=BOE)が政策金利を発表することで、ポンドが大きな値動きを見せることにもなりそうだ。
<国内>
○08:50 ◇ 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
○08:50 ◇ 7 月外貨準備高
○14:00 ◇ 6 月景気動向指数速報値(予想:先行106.0/一致116.6)
<海外>
○10:30 ◇ 6 月豪貿易収支(予想:34.00 億豪ドルの黒字)
○未定 ◎ 7 月中国貿易収支(予想:1050.0 億ドルの黒字)
○15:00 ◎ 6 月独鉱工業生産(予想:前月比▲0.5%/前年同月比▲1.0%)
○15:00 ◇ 6 月独貿易収支(予想:173 億ユーロの黒字)
○15:00 ◎ 7 月スウェーデン消費者物価指数(CPI、予想:前月比0.3%/前年比0.9%)
コア指数(予想:前月比0.4%/前年比3.0%)
○15:45 ◇ 6 月仏貿易収支
○15:45 ◇ 6 月仏経常収支
○16:00 ◇ 7 月スイス失業率(季節調整前、予想:2.8%)
○19:00 ◎ レーン・フィンランド中銀総裁、講演
○20:00 ☆ 英中銀(BOE)、政策金利発表(予想:4.00%に引き下げ)
○20:00 ☆ 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
○20:30 ◎ ベイリーBOE 総裁、記者会見
○21:00 ◎ 7 月メキシコ消費者物価指数(CPI、予想:前年比3.53%)
○21:30 ◇ 4-6 月期米非農業部門労働生産性・速報値(予想:前期比2.0%)
○21:30 ◇ 4-6 月期米単位労働コスト・速報値(予想:前期比1.5%)
○21:30 ◎ 前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数(予想:22.1 万件/195.0 万人)
○23:00 ◇ 7 月カナダIvey 購買部協会景気指数
○23:00 ◇ 6 月米卸売売上高(予想:前月比0.1%)
○23:00 ◎ ボスティック米アトランタ連銀総裁、講演
○8 日02:00 ◎ 米財務省、30 年債入札
○8 日04:00 ◇ 6 月米消費者信用残高(予想:70.0 億ドル)
○8 日04:00 ◎ メキシコ中銀、政策金利発表(予想:7.75%に引き下げ)
※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
※指標などの発表予定・時刻は予告なく変更になる場合がありますので、ご了承ください。
6日09:04ウィリスNZ財務相
「NZの輸出は今後も好調が続くと見込む」
「今年後半に失業率が低下すると予想」
6日11:20河野・自民党議員
「円高誘導のため利上げが必要」
6日12:49ホルツマン・オーストリア中銀総裁
「再び政策金利を引き下げる理由はない」
6日21:57カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁
「経済は減速しており、対応する必要がある」
「依然として年内に2回の利下げが妥当だと判断」
6日23:00米ホワイトハウス
「トランプ米大統領はインドからの輸入品に25%の追加 関税を賦課へ」
「インドへの追加関税はロシア産原油の購入が理由」
7日04:41
「トランプ米大統領はプーチン露大統領との会談にオー プン」
「ロシア側がトランプ米大統領との会談望んでいる」
7日03:29クック米連邦準備理事会(FRB)理事
「7月雇用統計は懸念すべき内容だった」
「雇用データが大幅に修正されたが、転換期によくある こと」
7日03:35コリンズ米ボストン連銀総裁
「不確実性の度合いを測るには、データを包括的に見る 必要」
「不確実性が特定の種類の経済活動を加速させることも ある」
※時間は日本時間
陰線引け。147.10 円台で上昇中の一目均衡表・基準線付近
の底堅さを維持し、5 日高値147.83 円を小幅に上回る147.89
円まで上昇する場面もあった。しかし押し返されて一時147
円割れ。147 円前半でNY を引けた。
基準線147.19 円付近の底堅さを背景としつつ、147.80 円
台で上昇中の21 日移動平均線を追うような展開が続くか。
ただ、現状からすれば一目・転換線148.77 円はやがて低下
へ転じ、基準線を下回ってくる公算。売りサイン点灯を意味
する。転換線が切り下がる前に上昇を加速させ、米雇用統計
ショック後の下落幅を取り戻すことが戻り基調を確かにす
るための必要条件となる。
レジスタンス2 148.77(日足一目均衡表・転換線)
レジスタンス1 147.89(8/6 高値)
前日終値 147.37
サポート1 146.62(8/5 安値)

陽線引け。1.15 ドル台で上昇中の5 日移動平均線を上回る
水準で底堅く推移し、一目均衡表・転換線1.1586 ドルや同・
基準線1.1601 ドルを上抜けてきた。本日1.1610 ドル付近に
切り上がった5 日線前後で引き続き底堅さを維持することが
期待できるほか、一目・雲の上限は現水準から明日には1.16
台へ上昇。これらを支えに1.16 ドル台へしっかり定着する
ことを想定する。
レジスタンス1 1.1736(ピボット・レジスタンス2)
前日終値 1.1660
サポート1 1.1581(日足一目均衡表・雲の上限)

陽線引け。171 円半ばから後半へ向けて上昇する一目均衡
表・基準線を追うような戻りとなり一時171.99 円まで上昇
した。ただ、大台替わりを目前に、低下が見込まれる一目・
転換線171.85 円を上回った同水準で動きが重くなっている。
現状からすれば明日には171.06 円へ低下する見込みの転換
線に追随し、下押すリスクも念頭に置きつつ臨みたい。
レジスタンス1 172.39(8/1 高値)
前日終値 171.82
サポート1 170.96(ピボット・サポート1)

上影小陽線引け。上昇中の一目均衡表・基準線を追うよう
に上昇も、同線を上回る水準でやや押し戻され気味だった。
本日95.83 円に切り上がった基準線付近での底堅い動きを期
待しつつも、今後の低下が見込まれる一目・転換線96.10 円
前後の重さを気にしながらの流れが想定できる。
レジスタンス1 96.38(ピボット・レジスタンス2)
前日終値 95.83
サポート1 94.95(8/5 安値)

