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August 18, 2025
15日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反落。終値は147.19円と前営業日NY終値(147.76円) と比べて57銭程度のドル安水準だった。NY市場に限れば米長期金利の動向につれた動きとなった。米長 期金利が低下した場面では売りが強まり一時146.74円と日通し安値を付けたものの、米長期金利が上昇 に転じると買い戻しが入り、2時30分過ぎに147.33円付近まで下げ渋った。
なお、この日発表された8月米NY連銀製造業景気指数や7月米輸入物価指数は予想を上回った一方、7 月米鉱工業生産や8月米ミシガン大学消費者態度指数速報値は予想を下回った。また、米ミシガン大学が 発表した期待インフレ率は予想より強い結果となった。
ユーロドルは反発。終値は1.1703ドルと前営業日NY終値(1.1648ドル)と比べて0.0055ドル程度の ユーロ高水準となった。独長期金利の上昇などを手掛かりにユーロ買い・ドル売りが先行。米長期金利が 低下した場面では一時1.1715ドルと前日の高値に面合わせした。ただ、そのあとは複数回にわたり前日 高値の1.1715ドル突破を試したものの、上抜けることが出来ずに伸び悩んだ。米長期金利が上昇に転じ たことも相場の重しとなり、1.1699ドル付近まで下押しする場面があった。
なお、トランプ米大統領とプーチン露大統領の首脳会談が米アラスカ州アンカレジで始まった。両首脳 の対面での会談はロシアのウクライナ侵攻後初めてで、和平に向けた停戦への進展を見いだせるかどうか が焦点となる。
ユーロ円は3営業日ぶりに小反発。終値は172.18円と前営業日NY終値(172.11円)と比べて7銭程 度のユーロ高水準。東京午後に一時171.51円と日通し安値を付けたものの、NY市場では買い戻しが目立 った。オセアニア時間の高値172.25円を上抜けて一時172.38円まで値を上げた。ドル円の下げ渋りやユ ーロドルの上昇につれた買いが入った。
本日の東京外国為替市場のドル円は、22日のジャクソンホール会合(カンザスシティー連銀主催の年 次シンポジウム)でのパウエルFRB議長の講演を控えて動きづらい中、米長期金利の上昇で底堅い展開が 予想される。
日本サイドの重要な材料としては、石破首相の進退問題や22日に発表される日本の7月消費者物価指 数(CPI)などが挙げられる。
先週末に発表された日本の4-6月期実質国内総生産(GDP)速報値がポジティブサプライズだったことで、 日銀の利上げ再開の目安である「経済・物価の見通しが実現していくとすれば、経済・物価情勢の改善に 応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことになる」をクリアした。さ らに、利上げを停止していたトランプ関税の不確実性も後退しつつある。日本の7月CPI次第では、10 月の日銀金融政策決定会合での利上げ再開の可能性が高まることになる。
9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)に関しては、低調な雇用情勢が示された7月の雇用統計、まちま ちな結果だった7月消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)を受けて、22日の23時に予定されて いるジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長の講演を待つことになる。
メインシナリオとしては、パウエルFRB議長は、FRBの2つの責務である「雇用の最大化」と「物価の 安定」の内、「雇用の最大化」に軸足を置いて、フェドウオッチが見込む9月FOMCでの0.25%の利下げ を容認することになる。9月のFOMCでは、3名のトランプ・チルドレン(ウォラーFRB理事、ボウマンFRB 副議長、ミランFRB暫定理事)が利下げを主張することが見込まれている。ちなみに、昨年8月23日の ジャクソンホール会合では、パウエルFRB議長は、「利下げの時が来た(TimeHasComeforFedtoCut InterestRates)」と表明していた。リスクシナリオは、トランプ関税による不確実性が残されているた め、8月の物価指標を見極めるまでは据え置きスタンスを堅持した場合、そして、ベッセント米財務長官 による0.50%の利下げ圧力に屈する場合となる。
ドル円のテクニカル分析では、1日の高値150.92円から146円台まで下落した後、149円台前半の200 日移動平均線が上値を抑える中で、146円-148円での保ち合い、フラッグを形成しつつある。また、N 計算値(150.92円~146.62円~148.52円)では、支持帯となっている一目均衡表の雲を下抜けて、目標 値144.22円を目指す展開が見込まれている。
<国内>
○13:30 ◇ 6 月第三次産業活動指数(予想:前月比 0.2%)
<海外>
○15:30 ◇ 4-6 月期スイス鉱工業生産(予想:前年比 0.7%)
○18:00 ◇ 6 月ユーロ圏貿易収支(予想:季節調整前 145 億ユーロの黒字/季節調整済なし)
○21:15 ◇ 7 月カナダ住宅着工件数(予想:26.75 万件)
○21:30 ◇ 6 月対カナダ証券投資
○23:00 ◎ 8 月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数(予想:34)
※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
※指標などの発表予定・時刻は予告なく変更になる場合がありますので、ご了承ください。
15 日 10:24 赤沢経済再生相
「4-6 月期 GDP は景気が穏やかに回復していることを確 認」
「米通商政策による下振れリスクに留意が必要」
「物価上昇継続が個人消費に及ぼす影響も景気の下押 しリスク」
「日米合意を踏まえ、引き続き必要な対応を行う」
「ベッセント米財務長官は日本に利上げを求めていな い」
「ベッセント米財務長官の発言は切り取り報道だと思う」
「政府として日銀の利上げの水準にはコメントしない」
15 日 15:22
「(米関税措置について)短期的に見て景気に良い影響 を与えていない」
15 日 10:57 加藤財務相
「日銀には 2%物価目標に向けた適切な金融政策を期 待」
「金融政策の具体的な手法は日銀に委ねられるもの」
「(米財務長官の日銀利上げ言及について)他国政府の 発言にはコメント控える」
15 日 21:49 グールズビー米シカゴ連銀総裁
「最新の PPI や CPI のインフレデータは不安材料を示唆 している」
「1 カ月分の PPI や CPI、輸入物価に過剰反応するべき ではないが、懸念すべき点がある」
「金利を永遠に据え置く必要はない」
「9 月か秋以降にインフレスパイラルに陥っていないとい う兆候があれば、利下げできる」
※時間は日本時間
陰線引け。148 円手前の前日高値には届かずに反落。147.30
円台の日足一目・転換線を下抜けて、下げ幅を広げた。146
円後半で売り一服も、戻りは 147 円前半までだった。
転換線は先週末と同水準の 147.37 円に位置しており、本
日も同線を念頭に置いた値動きか。同線が抵抗となれば、長
い下ヒゲを作った 14 日安値 146.21 円が意識される。逆に支
持となれば、148.39 円の一目・基準線が目標値と想定。
レジスタンス 1 148.39(日足一目均衡表・基準線)
前日終値 147.19
サポート 1 146.21(8/14 安値)
サポート 2 145.37(90 日移動平均線)

陽線引け。前日安値の手前 1.16 ドル半ばで支えられて反
発し、1.17 ドル台を回復。前日高値に並ぶ 1.1715 ドルで上
昇一服も、1.17 ドル台を維持して週引けした。
日足一目・転換線は 1.1647 ドルまで水準を切り上げてき
た。その上 1.1660 ドル台には一目・雲の上限、下には 14 日
安値 1.1631 ドルが位置し、支持帯として働くか見極めたい。
上値めどは 7 月後半に頭を押さえられた 1.1789 ドル。
レジスタンス 1 1.1789(7/24 高値)
前日終値 1.1703
サポート 1 1.1631(8/14 安値)

陰線引け。200.10円台の 14日高値に僅かに届かず失速し、
一時 199 円を割り込む場面もあった。前日の下ひげが支えと
なったが、199 円半ばで終えて 2 手連続の陰線引け。
先週は 4 日連続で 200 円前半で頭を押さえられた。13 日高
値 200.28 円をこなせるかが上値のポイント。超えると昨年 7
月以来の 201 円台が視野に入る。下サイドは、21 日線 198.35
円から上向き日足一目・転換線 198.19 円を支持帯と見込む。
レジスタンス 1 200.28(8/13 高値)
前日終値 199.49
サポート 1 198.35(21 日移動平均線)

陰線引け。87 円半ばの日足一目・雲の上限が抵抗となり下
値を試した。87 円を割り込んだところで売りは止むも、雲の
中で戻りは鈍かった。2 手連続の陰線引け。
下向きの 200 日線が 87.02 円位置し、その下 86.80 円台に
は上向きの 90 日線が控えている。一目・雲の下限は 86.66
円と、地合い弱いなかでそれら主要水準を念頭に置いた取引
か。上値は 87 円後半の転換線から基準線が抵抗帯と想定。
レジスタンス 1 87.87(日足一目均衡表・基準線)
前日終値 87.16
サポート 1 86.66(日足一目均衡表・雲の下限)

