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September 4, 2024
3日のニューヨーク外国為替市場でドル円は5営業日ぶりに反落。終値は145.48円と前営業日NY終値 (146.92円)と比べて1円44銭程度のドル安水準だった。連休明けの米株式市場ではダウ平均が一時780 ドル超下落し、ナスダック総合が3.5%超急落した。米株安を受けてリスク・オフの円買いが強まると、 一時145.16円と日通し安値を更新した。8月米ISM製造業景況指数が47.2と予想の47.5を下回ったこ とも相場の重し。
植田日銀総裁が経済財政諮問会議に出席し、「物価の見通しが実現していくとすれば引き続き政策金利 を引き上げ、金融緩和の度合いを調整する」との方針を改めて示したことで、円買いが入りやすい面もあ ったようだ。
ユーロドルは反落。終値は1.1043ドルと前営業日NY終値(1.1072ドル)と比べて0.0029ドル程度の ユーロ安水準だった。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが先行すると、23時過ぎに一時 1.1068ドル付近まで値を上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値1.1073ドルが目先レジスタンス として意識されると失速した。米国株相場の下落を背景にリスク・オフのユーロ売り・ドル買いも出ると、 3時前に一時1.1026ドルと日通し安値を更新した。
ユーロ円は3日ぶりに反落。終値は160.65円と前営業日NY終値(162.66円)と比べて2円01銭程度 のユーロ安水準。植田日銀総裁が提出した諮問会議への資料をきっかけに全般円買いが先行。米国株や日 経平均先物の下落を受けてリスク回避の円買いが加速すると、一時160.50円と本日安値を更新した。
ユーロ円以外のクロス円も軟調だった。ポンド円は190.33円、豪ドル円は97.62円、NZドル円は89.93 円、カナダドル円は107.13円、南アフリカランド円は8.07円、トルコリラ円は4.26円まで値を下げた。 ナイト・セッションの日経平均先物は大証終値比1350円安の3万7440円まで下落する場面があった。
警戒か
本日の東京外国為替市場のドル円は、米国株や日経平均先物の下落を受けたリスク・オフの地合いや米 10年債利回りの低下、日銀の追加利上げ観測や今週末6日に発表される米8月雇用統計への警戒感など から上値が重い展開が予想される。
昨日、岸田政権下で最後の開催となる公算が大きい経済財政諮問会議が開催され、出席した植田日銀総 裁は、物価の見通しが実現していくとすれば「引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整」 する方針を改めて示した。
植田日銀総裁は、7月31日の日銀金融政策決定会合の後の記者会見と8月23日の閉会中審査でも同様 の見解を示していたことで目新しさはない。
しかし、植田日銀総裁が7月、8月、9月と一貫して追加利上げに言及していることで、10月か12月 の日銀金融政策決定会合で、金利の壁になるとは認識していないと述べた0.50%への追加利上げの可能 性が高まりつつあることが、ドル円の上値を重くしている。
さらに、6日に発表される米8月雇用統計への警戒感も、ドル円の上値を抑える要因となっている。昨 日は米8月ISM製造業景況指数が47.2と発表され、7月の46.8から改善していたものの、予想の47.5 を下回った。そして、依然として景況感の分岐点50を下回っているため、国内総生産(GDP)に換算した場 合、▲1.3%となるとのことである。雇用指数は46.0と発表され、6月の49.3、7月の43.4という低下 傾向に歯止めがかかったことは、8月雇用統計に向けてプラス要因となる。しかし、先日発表された8月 の米消費者信頼感指数では、職が「十分」と「就職困難」の回答から算出する労働市場格差に関する指数 は7月の17.1から16.4となり、2021年3月以来の水準に縮小していた。
米8月失業率は7月の4.3%から低下が見込まれ、非農業部門雇用者数は7月の増加幅から拡大が見込 まれているものの、予断を許さない状況が続くことになる。
10時30分に発表される4-6月期豪国内総生産(GDP)は前期比+0.3%と予想されており、1-3月期の +0.1%からやや改善することが見込まれている。しかしながら、高金利と物価高が消費や住宅建設業界の 重荷になっていることで、低成長が続くことが見込まれている。また、昨日発表された4-6月期豪経常 収支が6年ぶりの大幅な赤字となったことで、GDPがマイナス成長となるリスクが浮上しており、ネガテ ィブサプライズには警戒しておきたい。前年比は+1.0%と予想されており、前期の同比+1.1%からの縮小 が見込まれており、コロナ禍以来の低成長になると予想されている。
<国内>
特になし
<海外>
○10:30 ☆ 4-6 月期豪国内総生産(GDP、予想:前期比0.3%/前年比1.0%)
○10:45 ◎ 8 月Caixin 中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI、予想:51.8)
○16:50 ◎ 8 月仏サービス部門PMI 改定値(予想:55.0)
○16:55 ◎ 8 月独サービス部門PMI 改定値(予想:51.4)
○17:00 ◎ 8 月ユーロ圏サービス部門PMI 改定値(予想:53.3)
○17:30 ◎ 8 月英サービス部門PMI 改定値(予想:53.3)
○18:00 ◎ 7 月ユーロ圏卸売物価指数(PPI、予想:前月比0.3%/前年比▲2.5%)
○19:00 ◇ 7-9 月期南アフリカ経済研究所(BER)企業信頼感指数
○20:00 ◇ MBA 住宅ローン申請指数
○20:00 ◎ ビルロワドガロー仏中銀総裁、講演
○未定 ◎ ポーランド中銀、政策金利発表(予想:5.75%で据え置き)
○21:30 ◇ 7 月カナダ貿易収支(予想:8.0 億カナダドルの黒字)
○21:30 ◎ 7 月米貿易収支(予想:790 億ドルの赤字)
○22:45 ☆ カナダ銀行(BOC、中央銀行)、政策金利発表(予想:4.25%に引き下げ)
○23:00 ◎ 7 月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数(予想:810.0 万件)
○23:00 ◎ 7 月米製造業新規受注(予想:前月比4.7%)
○5日03:00 ◎ 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
※指標などの発表予定・時刻は予告なく変更になる場合がありますので、ご了承ください。
24日00:09シムカス・リトアニア中銀総裁
「経済リスクは下向き」
「成長は構造的に鈍化」
「ディスインフレ傾向が非常に明確」
「9月利下げを支持する説得力のある論拠は多い」
「10月の利下げはほぼないだろう」
4日01:15ナーゲル独連銀総裁
「インフレの大波は終わった」
「9月利下げを支持するかどうかは事前に明言しない」
※時間は日本時間
陰線引け。転換線は基準線を下回り、遅行スパンは実線を
下回り、雲の下で引けていることで、三役逆転の強い売りシ
グナルが点灯中。しかし、4 手連続陽線の後に抱き線で反落
したものの依然として転換線を上回って引けており反発の
可能性が示唆されている。
本日は転換線145.33 円を念頭に置き、8 月30 日の安値を
支持に押し目買いスタンスで臨み、同水準を下抜けた場合は
手仕舞い。
レジスタンス2 147.79(日足一目均衡表・基準線)
レジスタンス1 147.21(9/3 高値)
前日終値 145.48
サポート1 144.66(8/30 安値)
サポート2 143.45(8/26 安値)

陰線引け。転換線は基準線を上回り、遅行スパンは実線を
上回り、雲の上で引けていることで、三役好転の強い買いシ
グナルが点灯中。しかし、抱き線で反落して依然として転換
線を下回って引けており続落の可能性が示唆されている。
本日は転換線を抵抗に戻り売りスタンスで臨み、同線を上
抜けた場合は手仕舞い。
レジスタンス1 1.1114(日足一目均衡表・転換線)
前日終値 1.1043
サポート1 1.0990(日足一目均衡表・基準線)

大陰線引け。転換線は基準線を上回っているものの、遅行
スパンは実線を下回り、雲の下で引けていることで、売りシ
グナルが優勢な展開。3 手連続陽線の後の抱き線で反落し転
換線を下回って引けており続落の可能性が示唆されている。
本日は転換線を抵抗に戻り売りスタンスで臨み、同線を上
抜けた場合は手仕舞い。
レジスタンス1 191.50(日足一目均衡表・転換線)
前日終値 190.78
サポート1 188.84(日足一目均衡表・基準線)

陰線引け。転換線は基準線を上回っているものの、遅行ス
パンは実線を下回り、雲の下で引けていることで、売りシグ
ナルが優勢な展開。5 手連続陽線の後の抱き線で反落して転
換線を下回って引けており続落の可能性が示唆されている。
本日は転換線90.40 円を念頭に置き、3 日の高値を抵抗に
戻り売りスタンスで臨み、同線を上抜けた場合は手仕舞い。
レジスタンス1 91.62(9/3 高値
前日終値 90.00
サポート1 89.13 (8/26 安値)

