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December 10, 2024
##【前日の為替概況】】中国景気浮揚期待でリスクオンの円安対ドル151.35円、対ユーロ160.00円
9日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3営業日ぶりに反発。終値は151.21円と前営業日NY終値 (150.00円)と比べて1円21銭程度のドル高水準だった。中国共産党指導部はこの日、金融政策のスタ ンスを「穏健な」から「適度に緩和的」に変更すると発表。財政政策についても「より積極的な」とし、 従来の「積極的な」から表現を強めた。中国の景気浮揚期待を背景に投資家心理が楽観に傾くと、リスク・ オンの円売りが優勢となった。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.20%台まで上昇したことも 相場の支援材料となり、3時前に一時151.35円と11月29日以来の高値を付けた。
ユーロドルは小幅ながら続落。終値は1.0554ドルと前営業日NY終値(1.0568ドル)と比べて0.0014 ドル程度のユーロ安水準だった。中国での政策期待を背景にリスク・オンのユーロ買い・ドル売りが先行 すると一時1.0594ドルと日通し高値を付けたものの、米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが 出ると失速した。5時30分過ぎには一時1.0547ドル付近まで下押しした。
ユーロ円は反発。終値は159.57円と前営業日NY終値(158.55円)と比べて1円02銭程度のユーロ高 水準。中国がより積極的な財政政策を実施するとの報道を受けて投資家がリスク選好姿勢を強めると、円 売り・ユーロ買いが優勢になった。前週末の高値159.58円を上抜けて160.00円まで上値を伸ばした。
ユーロ円以外のクロス円も堅調だった。ポンド円は193.41円、豪ドル円は97.80円、NZドル円は88.99 円、カナダドル円は107.17円、メキシコペソ円は7.51円、南アフリカランド円は8.54円まで上昇した。
本日の東京外国為替市場のドル円は、米中長期債利回り、中国の景気刺激策を受けた中国人民元や日経 平均株価の動向を睨みながらの値動きが予想される。
中国政府は、第2次トランプ米政権との米中貿易戦争を控えて景気浮揚策を発表しており、本日の中国 人民元や株式市場の動向に注目することになる。
昨日のドル円は、テクニカル分析では、一目均衡表の雲が支持帯として機能し、ファンダメンタルズ分 析では、中国の景気浮揚期待によるリスク・オンの円売りや米10年債利回りが4.20%前後まで上昇した ことなどで、151円台まで反発している。
フェデラルファンド(FF)金利先物市場が織り込む17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25% の利下げ確率は86%程度となっており、利下げは既定路線となっている。
昨日発表された日本の7-9月期の実質国内総生産(GDP)改定値が速報値から上方修正されたことで、 18-19日の日銀金融政策決定会合での追加利上げ観測をサポートする材料となった。
11月30日に報じられた日本経済新聞電子版の植田和男日銀総裁のインタビューでは、総裁は追加利上 げの時期について「データがオントラック(想定通り)に推移しているという意味では近づいている」と の認識を示していたが、今回の結果は日本経済が緩やかに回復している姿を示している。
また、12月5日のハト派の中村日銀審議委員の講演でも、オントラックに言及があり、利上げの是非 を判断する情報として、GDPの2次速報(※昨日上方修正)や12月調査の日銀短観(※13日発表)など のデータを確認したい、と述べていた。
しかし、翌日物金利スワップ(OIS)市場が織り込む18-19日の日銀金融政策決定会合での0.25%の利 上げ確率は28%程度に留まっており、ドル円の買い戻しに繋がったのかもしれない。
12時30分に発表される豪準備銀行(RBA)の政策金利は4.35%での据え置きが予想されている。先週 発表された7-9月期の国内総生産(GDP)は前期比+0.3%、前年比+0.8%と発表され、予想を下回る伸び に留まっており、10月の消費者物価指数(CPI)も前年比+2.1%に留まった。RBAは物価上昇が緩和して いることが確認されるまで政策金利を据え置くと予想されており、11月の理事会では「政策がより長期 間制限的である必要、またはさらに引き締める必要があるシナリオを議論」と利上げについて議論してい た。また、ブロックRBA総裁は「コアインフレが目標を上回っており当面利下げしない」と述べている。 RBAが注視するコアインフレ率(トリム平均値)は3.5%上昇しており、9月の3.2%の上昇から加速して いた。
市場の利下げ時期の予想は、来年半ばに予定されている連邦選挙以降に先送りされつつあり、11月の タカ派的な声明文の変化に注目しておきたい。
<国内>
○08:50 ◇ 11 月マネーストックM2
<海外>
○09:30 ◇ 11 月豪NAB 企業景況感指数
○未定 ◎ 11 月中国貿易収支(予想:950 億ドルの黒字)
○12:30 ☆ 豪準備銀行(RBA)政策金利発表(予想:4.35%で据え置き)
○16:00 ◇ 10 月トルコ失業率
○16:00 ◇ 10 月トルコ鉱工業生産
○16:00 ◎ 11 月ノルウェー消費者物価指数(CPI、予想:前月比0.2%/前年比2.3%)
○16:00 ◎ 11 月独CPI 改定値(予想:前月比▲0.2%/前年比2.2%)
○18:30 ◎ 11 月南アフリカSACCI 企業信頼感指数
○21:00 ◎ 11 月ブラジルIBGE 消費者物価指数(IPCA、予想:前年同月比4.85%)
○22:30 ◇ 7-9 月期米非農業部門労働生産性・改定値(予想:前期比2.2%)
○11 日03:00 ◎ 米財務省、3 年債入札
〇欧州連合(EU)経済・財務相理事会(ブリュッセル)
※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。 ※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。 ※指標などの発表予定・時刻は予告なく変更になる場合がありますので、ご了承ください。
9日16:26中国共産党中央政治局
「適度に緩和的な金融政策を実施」
「来年はより積極的な財政政策を行う」
「不動産市場と株式市場を安定させる」
「消費を力強く押し上げる」
9日16:51石破首相
「現時点でデフレ脱却には至っていない」
「現時点で日銀との共同声明を見直すことは考えていな い」
「為替相場は安定的に推移することが重要」
9日19:43クガニャゴSARB(南ア準備銀行)総裁
「南アフリカ経済の将来の進路は不確実」
「金融政策は依然として引き締め的な領域」
「SARBの政策調整は適切であった」
9日22:12ラムスデン英中銀(BOE)副総裁
「今年の比較的落ち着いた市場状況は、将来的にはリ スクテイクが拡大する可能性」
「見通しに関する不確実性が高まっていることを踏まえ ると、引き続き警戒する必要がある」
「英金融市場のリスクを監視および評価し、適切な場合 にはバランスシートを活用する必要」
※時間は日本時間
陽線引け。転換線は基準線を下回り、遅行スパンは実線を
下回り、雲の上で引けているものの、売りシグナルが優勢な
展開。しかし、2 手連続陰線の後の抱き線で反発して転換線
を上回って引けており続伸の可能性が示唆されている。
本日は雲の上限150.52 円を念頭に置き、転換線を支持に
押し目買いスタンスで臨み、同線を下抜けた場合は手仕舞い。
レジスタンス2 152.70(日足一目均衡表・基準線)
レジスタンス1 151.99(200 日移動平均線)
前日終値 151.21
サポート1 150.30(日足一目均衡表・転換線)
サポート2 149.69(12/9 安値)

小陰線引け。転換線は基準線を下回り、遅行スパンは実線
を下回り、雲の下で引けていることで、三役逆転の強い売り
シグナルが点灯中。しかし、2 手連続陰線でも依然として転
換線を上回って引けており反発の可能性が示唆されている。
本日は1.0546 ドルの転換線を念頭に置き、2 日の安値を支
持に押し目買いスタンスで臨み、同水準を下抜けた場合は手
仕舞い。
レジスタンス1 1.0636(日足一目均衡表・基準線)
前日終値 1.0554
サポート1 1.0461(12/2 安値)

陽線引け。転換線は基準線を下回り、遅行スパンは実線を
下回り、雲の下で引けていることで、三役逆転の強い売りシ
グナルが点灯している。しかし、抱き線で反発して転換線を
上回って引けており続伸の可能性が示唆されている。
本日は下落途上の転換線を支持に押し目買いスタンスで
臨み、同線を下抜けた場合は手仕舞い。
レジスタンス1 160.92(日足一目均衡表・雲の下限)
前日終値 159.57
サポート1 158.26(日足一目均衡表・転換線)

大陽線引け。転換線は基準線を下回り、遅行スパンは実線
を下回り、雲の下で引けていることで、三役逆転の強い売り
シグナルが点灯している。しかし、抱き線で反発して転換線
を上回って引けており続伸の可能性が示唆されている。
本日は転換線97.14 円を念頭に置き、押し目買いスタンス
で臨みたい。
レジスタンス1 98.96(日足一目均衡表・基準線)
前日終値 97.38
サポート1 96.34(12/5 安値)

