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デイリーレポート

December 25, 2024

【前日の為替概況】】ドル円、小幅続伸で157.30円台に上昇ユーロドルは続落

24日のニューヨーク外国為替市場でドル円は小幅ながら続伸。終値は157.19円と前営業日NY終値 (157.17円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時 4.6250%前後と5月30日以来の高水準を付けると円売り・ドル買いが先行。1時30分前に一時157.38 円付近まで値を上げた。

ただ、アジア時間に付けた日通し高値157.39円が目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。 米10年債利回りが低下に転じたことも相場の重し。

なお、本日はクリスマスの前日で米債券・株式・商品市場が短縮取引。市場参加者の多くが既にクリス マス休暇に入る中、商いは低調となった。

ユーロドルは続落。終値は1.0399ドルと前営業日NY終値(1.0405ドル)と比べて0.0006ドル程度の ユーロ安水準だった。ただ、クリスマス休暇で市場参加者が激減する中、狭い範囲内での推移にとどまっ た。今日の安値は1.0384ドル、高値は1.0410ドルで値幅は0.0026ドル程度だった。

ユーロ円は反落したものの、下値は堅かった。終値は163.36円と前営業日NY終値(163.53円)と比 べて17銭程度のユーロ安水準。アジア時間に一時163.03円と本日安値を付けたものの、売り一巡後は買 い戻しが優勢となり、24時過ぎには163.63円と本日高値を付けた。

【本日の東京為替見通し】クリスマス休場で閑散取引か、植田日銀総裁の講演には要注目

本日の東京時間のドル円は、日本と中国以外の市場がクリスマス休場となることで閑散取引になると思 われる。ただし、昨年の25日同様に日本経済団体連合会審議員会(経団連)で植田日銀総裁が講演を行 うことで、ここでサプライズ発言が出ないかを見ていく必要はあるだろう。

今回の講演時間が何時から行われるかは不明だが、昨年は13時過ぎには講演内容が日銀のホームペー ジに掲載された。内容自体は日銀金融政策決定会合の声明文や会見をほぼ踏襲するものであり市場の動意 は限られた。質疑応答などもないことで、本日の講演内容でサプライズを期待するのは難しいかもしれな いが、これまでも植田総裁は予想外の発言を繰り返してきたことで注意は怠らないようにしたい。

植田総裁は先週の政策決定会合後の質疑応答で「オントラックにもかかわらず利上げをしなかったこと で円安が進んでいることについての評価」を記者から質問されると、「輸入物価の対前年比でみると、割 と落ち着いているという状況であることも考慮に入れた」と回答。また、ほかの記者から「10月末時点 と比べても3円ほど円安に振れているように、円安が物価上振れをもたらすリスクというのは10月時点 と比べて高まっている」ことへの見解についても、為替の影響が日本の物価やインフレ率に影響を与えて いることは認識しているとしたが、現時点では「対前年比でみた輸入物価の上昇率が落ち着いている」と 2度にわたって、現行水準の円安進行については許容範囲内と捉えられる発言を繰り返した。よって、こ のことが講演で否定されなければ、輸入物価が顕著に上昇過程を辿らない限りは円安を容認していると市 場が受け取る可能性もあり、更なる円安リスクには備えておきたい。

なお、昨年の12月25日の東京時間のドル円のレンジは42銭だった。日経平均株価が上昇して始まっ たことでつけた142.56円が高値。東京仲値の値決め前から上値は重くなり、日経の上げ幅縮小で午後に 142.14円まで下がったが、その後は142.40円近辺で落ち着いた。

【本日の重要指標】※時刻表示は日本時間

<国内>

○08:50 ◇ 11 月企業向けサービス価格指数(予想:前年比3.0%)

○未定 ◎ 植田和男日銀総裁、講演

○14:00 ◇ 10 月景気動向指数改定値

<海外>

○ニュージーランド、オーストラリア、香港、シンガポール、韓国、インド、スイス、ドイツ、フランス、ス ウェーデン、ノルウェー、ポーランド、英国、南アフリカ、カナダ、米国、ブラジル、メキシコ(以上、クリ スマス)、休場

※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。 ※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。 ※指標などの発表予定・時刻は予告なく変更になる場合がありますので、ご了承ください。

##【前日までの要人発言】

24日08:5010月30-31日分の日銀金融政策決定会

合議事要旨

「政策金利引き上げの判断、時間かけて慎重に行う必 要、1人の委員」

「これまでの利上げの影響も見極める必要がある、複数 の委員」

「賃金上昇の影響、物価面にも表れてきている、何人か の委員」

「25年後半に1%まで段階利上げなら、見守る時間ある 1委員」

「内外に不確実性の高まり、政策をより慎重に運営必要、 1人の委員」

「実質金利が自然利子率下回る状況維持しつつ、緩や かな利上げが望ましい、1人の委員」

「経済・物価見通し実現なら緩和調整との基本的考えを 共有」

24日09:3012月豪準備銀行(RBA)理事会議事要旨

「インフレに自信が持てるまで、十分に制約的な政策が 必要」

「インフレ率が目標を超える状態が長期間続くことに対し て、最小限の許容度しか持たない」

「前回会合以降、インフレに対する信頼感が高まったも のの、リスクは依然として存在」

「将来の経済データが予測と一致するかそれを下回る 場合、インフレに対する信頼感がさらに増す可能性」

「インフレに対する信頼感がさらに増した場合、金融引き 締めの度合いを緩和することが適切とされる」

「データが予想を上回る場合、緩和開始までの期間が長 引く可能性がある」

「理事会は、現行の政策金利水準が示唆するほどには 金融政策が引き締め的でない兆候を確認」

「労働市場は引き続き堅調であり、サービス部門のイン フレはより持続的である」

「賃金の伸びは予想以上に鈍化しており、労働市場が 考えられていたほど逼迫していない可能性を示唆」

「月次CPIデータは、第4四半期のインフレ予測に対す る緩やかな下方リスクを示唆」

「インフレの上方リスクは低下し、一方で経済活動の下 方リスクは拡大」

24日10:10加藤財務相

「(為替で)行き過ぎた動きには適切に対応」

24日15:50インドネシア中銀

「市場の信頼を確保するために市場介入を行っている」

「外貨準備高が依然として大胆な介入を行うのに十分で あると表明」

24日20:47ブイチッチ・クロアチア中銀総裁

「どのレベルまで金利を引き下げるかは言えない」

「データが予測と一致すれば利下げを継続できる」

「予測の方向性はさらなる利下げを示唆している」

※時間は日本時間

【日足一目均衡表分析】

<ドル円=2 手連続陽線で引き続き158 円を意識した展開か>

小陽線引け。157 円を割り込む場面もあったが一時的とな り、2 手連続での陽線引けとなった。 依然として20 日の高安の中での値動きだが、目先は、前 週 2 度上抜けに失敗した節目の 158 円を巡る攻防に注目し たい。突破すると一段高が見込まれる。もっとも、昨日の足 形がほぼ十字線となるなど、動意の薄い中では大きな動きは 期待しづらいかもしれない。

レジスタンス2 158.61(7/17 高値)
レジスタンス1 157.93(12/20 高値)
前日終値 157.19
サポート1 156.89(12/24 安値)
サポート2 155.96(12/20 安値)

<ユーロドル=2 手連続陰線で下値が意識されやすい>

小陰線引け。20 日高値を前に上値の重さが嫌気されると、 1.0384 ドルまで下落して23 日安値に並んだ。 転換線は基準線を下回り、遅行スパンは実線を下回り、雲 の下で引けていることで、三役逆転の強い売りシグナルが点 灯中。23 日安値が割れると11 月22 日に付けた年初来安値 1.0335 ドルが意識されると見る。仮に戻しても20 日高値は 抵抗となろう。

レジスタンス1 1.0448(12/20 高値)
前日終値 1.0399
サポート1 1.0335(11/22 安値)

<ポンド円=雲上限がサポート、前日高値が視野に>

上影陽線引け。昨日は下押す場面が見られるも日足一目・ 雲の上限がサポートとなり、197 円台戻して引けている。 2 日連続で雲の上で引けたことで、目先は上値を追いやす くなると見る。ただ、昨日の足形での上影の長さを考えると、 戻り売り意欲もまた強そう。それらを押しのけて昨日高値を 超えられるか注目したい。下げた場合は引き続き雲の上限が サポートになりやすいと見る。

レジスタンス1 197.64(12/24 高値)
前日終値 197.06
サポート1 196.47(日足一目均衡表・雲の上限)

<NZ ドル円=基準線と転換線に挟まれ動きづらいか>

小陽線引け。3 日連続で日足一目の基準線と転換線の間で の推移となった。足形も小陽線や小陰線が連続しており、動 意を失っている様子である。 本日も引き続き、方向感模索の展開が見込まれる。基準線 に迫る場面では上値が重く、転換線に近付くと下げ渋る動き が予想される。

レジスタンス1 89.27(日足一目均衡表・基準線)
前日終値 88.81
サポート1 88.02(日足一目均衡表・転換線)