CCIとは? 定義・戦略・トレードのコツ

CCI(コモディティ・チャネル・インデックス)は、市場が「買われすぎ」または「売られすぎ」かを判断するために使用されるテクニカル指標です。
ほとんどのオシレーターは通常「逆張りトレード」に使われますが、CCIの重要な特徴の一つは「順張りトレード」にも応用できることです。
CCIには「ダブルCCI」戦略のような複数のバリエーションもあります。これらのテクニックを習得することで、トレードの精度を大きく向上させることができます。
この記事では、CCIの基本的な概念、応用方法、そして計算式について詳しく解説します。
1. CCIとは?

CCI(コモディティ・チャネル・インデックス)は、市場が「買われすぎ」または「売られすぎ」の状態にあるかを測定するためのオシレーターです。
オシレーターは主に市場の過熱感を察知するために使われ、逆張りトレードを行う際に役立ちます。しかし、CCIは逆張りにも順張りにも使用可能です。
CCIの計算式
CCIの計算は以下の通りです:
CCI = (TP - MA) ÷ (0.015 × MD)それぞれの項目の意味は以下の通りです:
- TP(代表値)=(高値 + 安値 + 終値)÷ 3
- MA(TP, n)= n期間のTPの移動平均
- MD(TP, n)= TPが移動平均からどれだけ乖離しているかの平均偏差
0.015の由来:
この値はCCIの考案者ドナルド・ランバートによって経験的に決められた定数で、CCIの値の大部分(およそ70〜80%)が±100の範囲内に収まるよう設計されています。
CCIの感度を調整したい場合は、この係数を変更することで対応可能です。たとえば、0.02や0.025など、市場のボラティリティに応じて調整できます。
この式の核心となる考え方は、現在の価格が一定期間の移動平均からどれだけ離れているかを測定することです。
CCIは移動平均収束拡散法(MACD)と似ていますが、MACDと異なりCCIは市場のボラティリティも考慮するため、より反応が速いのが特徴です。
一般的なパラメーター設定:
- 標準設定:14期間(MT4やMT5のデフォルト設定)
- 短期設定(例:6期間):反応が速く、短期トレードに適する
- 長期設定(例:50期間):ノイズが少なくなり、長期トレードに適する
2. CCIの基本概念と使い方
CCIの基本的な読み方
CCIの値は通常、-100から+100の範囲で変動します。CCIが+100を超えると市場は強気、-100を下回ると市場は弱気と判断されます。
- CCI > +100:市場は買われすぎの状態
- CCI < -100:市場は売られすぎの状態
- -100 < CCI < +100:市場はレンジ相場の状態
CCIがこれらの基準値をまだ超えていなくても、他の方法を使ってエントリーポイントを判断することができます。

3. CCIを使ったトレード戦略
3.1: トレンドフォロー戦略
トレンドフォロー戦略は、市場のトレンドの方向に沿ってトレードを行う手法です。以下のように活用します:
- CCIが+100を上抜けたら買い
- CCIが-100を下抜けたら売り

ボラティリティの高い市場では、以下のような状況が発生する可能性があります:
- CCIが+100と+200を同時に突破
- CCIが-100と-200を同時に下回る

このような極端なボラティリティの状況では、市場が予測困難になるため、トレードを控えることが推奨されます。
3.2: ゼロラインを使ったトレードシグナルの識別
ゼロライン(CCI = 0)は、現在の価格が移動平均と等しいことを示す水準です。
- CCIがゼロラインを上抜けると買いシグナル(ゴールデンクロス)
- CCIがゼロラインを下抜けると売りシグナル(デッドクロス)

これは移動平均のゴールデンクロスやデッドクロスの概念に似ています。CCIがゼロラインをクロスすることで、トレンドの反転を示唆し、エントリーポイントの参考になります。
3.3: ダブルCCI戦略
ダブルCCI戦略は、異なる期間設定のCCIを2本使用して市場の動きを捉える手法です。
短期CCIは市場の変化に敏感に反応し、長期CCIはより緩やかに反応します。
この2本のCCIの違いを観察することで、「押し目買い」や「戻り売り」のタイミングを判断できます。
よく使われるCCIの組み合わせ:
- 短期CCI(例:6期間) → より敏感で短期の動きに適する
- 長期CCI(例:14期間) → 安定性があり、トレンドの確認に適する

ダブルCCIのトレードルール
- 両方のCCIがゼロラインより上 → 強気市場、買いを検討
- 両方のCCIがゼロラインより下 → 弱気市場、売りを検討
短期CCIが長期CCIより先にゼロラインをクロスすることで、理想的なエントリーポイントとなる場合があります。例:
| 説明 | トレードの提案 |
|---|---|
| 短期CCIがゼロラインを下回っており、長期CCIは上にある | 短期CCIが再びゼロラインを上抜けたら買いを検討 |
| 短期CCIがゼロラインを上回っており、長期CCIは下にある | 短期CCIが再びゼロラインを下抜けたら売りを検討 |
2本のCCIインジケーターでは、ゼロラインより上の値は正(+)、下の値は負(−)と見なされます。

この戦略は、ダマシのシグナルを効果的に排除し、トレード精度の向上に貢献します。
4. CCIインジケーターの設定方法(MT4/MT5)
MT4でのCCI設定方法
① MT4にログイン
② 取引する銘柄のチャートを開く
③ メニューバーから 「挿入」→「インディケータ」→「オシレーター」→「Commodity Channel Index」 を選択する、
またはナビゲーターから 「インディケータ」→「オシレーター」→「Commodity Channel Index」 を選択する。

MT5でのCCI設定方法
① MT5にログイン
② 取引する銘柄のチャートを開く
③ メニューバーから 「挿入」→「インディケータ」→「オシレーター」→「Commodity Channel Index」 を選択する、
またはナビゲーターから 「指標」→「オシレーター」→「Commodity Channel Index」 を選択する。

5. まとめ
コモディティ・チャネル・インデックス(CCI)は、市場が買われすぎまたは売られすぎかを判断するのに役立つオシレーターです。
CCIの主な戦略は以下の通りです:
-
トレンドフォロー戦略(CCIが+100または-100をクロスしたときにエントリー)
-
ゼロラインクロス戦略(ゼロラインをクロスしたときにトレンドの反転を確認)
-
ダブルCCI戦略(短期CCIと長期CCIを組み合わせて活用)
さらに、CCIをRSI(相対力指数)、ストキャスティクスオシレーター、サイコロジカルラインなどの他のインジケーターと組み合わせて使用することで、予測精度を高めることができます。
CCI戦略を習得することで、市場トレンドをより正確に見極め、トレードの成功率を高めることができます!