GOOG vs GOOGL:Google 株価・違い・配当の完全比較|どちらを買うべきか

Google 株には議決権ありの GOOGL と議決権なしの GOOG の 2 銘柄があります。株価差は 1% 未満、配当・企業価値は同一です。 GOOGL(クラスA株)は1株1票の議決権を持ち、GOOG(クラスC株)には議決権がありません。株価はGOOGLがわずかに高い傾向がありますが、配当・企業価値は同一のため、議決権を必要としない個人投資家にはGOOGのほうがコスト効率が良い選択肢になります。
本記事では、Alphabet(Google親会社)のDual Class株式構造、クラスA・B・Cの違い、配当政策、そして投資判断のポイントを解説します。
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- 本質的な違い:GOOG はクラスC株(議決権なし)、GOOGL はクラスA株(議決権あり)。配当・企業価値・上場市場(NASDAQ)は同一
- 株価差:通常 1% 未満で、Alphabet の裁定取引メカニズムにより長期的に乖離しない
- クラスB の存在:創業者専用の非公開株、1 株 10 票で議決権の過半数を確保
- 選び方:議決権重視なら GOOGL(クラスA)、コスト・流動性重視なら GOOG(クラスC)
- 配当開始:2024 年に初の四半期配当、3 クラス共通で同額
1. GOOGとGOOGLの違い早見表
GOOGとGOOGLはどちらもAlphabet Inc.の株式ですが、株式クラスが異なります。以下の比較表で主な違いを確認できます。
| 項目 | GOOGL(クラスA) | GOOG(クラスC) |
|---|---|---|
| 正式名称 | Alphabet Inc. Class A | Alphabet Inc. Class C |
| 議決権 | 1株1票 | なし |
| 上場市場 | NASDAQ | NASDAQ |
| 株価の傾向 | わずかに高い(議決権プレミアム) | わずかに低い |
| 流動性 | やや低い | やや高い(個人投資家に人気) |
| 配当 | 同一(2024年初配当開始) | 同一 |
| S&P 500 構成銘柄 | 対象 | 対象 |
| 投資適性 | 議決権を重視する株主 | コスト重視の個人投資家 |
GOOGLとGOOGの株価差は通常1%未満で、Alphabetは裁定取引メカニズムを通じて価格の長期的な乖離を防いでいます。実際の投資判断では、議決権の有無と取得コストが主な検討ポイントとなります。
2. Alphabet(Google)のあゆみ
Googleは1998年にラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏によって設立されました。スタンフォード大学の博士課程の学生だった2人は、カリフォルニア州メンロパークのガレージで検索エンジン事業を開始しました。
IPOから企業再編へ
2004年8月、Googleは1株85ドルでIPO(新規株式公開)を実施し、約16.7億ドルを調達、時価総額230億ドルでスタートしました。その後、YouTube買収(2006年、16.5億ドル)やAndroidの普及、Chrome・Google Cloud・Google Adsなどの展開を経て、検索エンジン以外の事業が急速に拡大しました。
2015年、Googleは持株会社Alphabetを設立し、企業再編を行いました。この狙いは以下の2点です。
-
収益事業と研究開発の分離: Google(検索・広告・YouTube・クラウド)は利益の最大化に集中し、Waymo(自動運転)、Calico(寿命研究)、DeepMind(AI研究)などの次世代事業はAlphabet直下の独立子会社として長期的な技術革新に専念
-
財務の透明性向上: 各事業の収益性を株主に明確に開示し、研究開発投資への批判を回避
「Alphabet」の名称に込められた意味
「Alphabet」は英語で「アルファベット(文字体系)」を意味し、言語の基本構成要素を象徴しています。創業者のペイジ氏は、この命名について「AからZまであらゆるイノベーションを支える企業でありたい」という思いを込めたと語っています。
GOOGL株価の推移
グローバルテクノロジー企業のリーダーとして、Alphabet(GOOGL)の株価動向は市場から常に注目されています。AI、クラウドサービス、デジタル広告事業の成長とともに、株価の変動は投資家の将来見通しを反映しています。

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3. なぜ2つの株式シンボルがあるのか?
2014年、Googleは株式をクラスA(GOOGL)とクラスC(GOOG)に分割しました。もともとGoogleの株式シンボルは「GOOG」のみでしたが、この株式分割により2つのシンボルが誕生しました。
株式分割の背景
Googleが成長するにつれ、新株発行や従業員報酬による株式希薄化が進み、創業者の議決権が徐々に低下するリスクがありました。創業者のペイジ氏とブリン氏はGoogleの長期的ビジョンを維持するために、議決権のないクラスC株を新設しました。
これにより、新株発行や従業員ストックオプションにはクラスC株(GOOG)を使用し、既存のクラスA株主(GOOGL)の議決権が希薄化されない仕組みが確立されました。この構造は2015年のAlphabet設立後も引き続き採用されています。
4. クラスA・B・Cの詳細比較
Alphabet には3種類の株式クラスが存在します。
| 株式クラス | シンボル | 議決権 | 一般投資家の購入 |
|---|---|---|---|
| クラスA | GOOGL | 1株1票 | 可能 |
| クラスB | 非公開 | 1株10票 | 不可(創業者専用) |
| クラスC | GOOG | なし | 可能 |
クラスB株とは?
クラスB株は創業者のラリー・ペイジ氏、セルゲイ・ブリン氏、および元CEOエリック・シュミット氏が保有する特別株で、クラスA株の10倍の議決権を持ちます。一般には公開されていません。
この構造により、ペイジ氏とブリン氏は合計で議決権の過半数を保持し、Alphabetの重要な経営判断に対して実質的な拒否権を持っています。これはDual Class構造(複数議決権構造)と呼ばれ、Meta(旧Facebook)やBerkshire Hathawayなどの企業でも採用されています。
5. Alphabetの配当政策
Alphabetは2024年に設立以来初めての現金配当を開始しました。これはAlphabetが高成長型テクノロジー企業から成熟企業段階へと移行していることを示す重要な節目であり、安定したキャッシュフローと収益力の表れです。
配当はAlphabetの全株式クラス(GOOGL / GOOG / クラスB)に同額で支払われるため、GOOGとGOOGLの間に配当面での違いはありません。
配当履歴(2026年4月時点)
| 権利落ち日 | 基準日 | 支払日 | 1株あたり金額(米ドル) |
|---|---|---|---|
| 2026年3月9日 | 2026年3月9日 | 2026年3月16日 | $0.210 |
| 2025年12月8日 | 2025年12月8日 | 2025年12月15日 | $0.210 |
| 2025年9月8日 | 2025年9月8日 | 2025年9月15日 | $0.210 |
| 2025年6月9日 | 2025年6月9日 | 2025年6月16日 | $0.210 |
| 2025年3月10日 | 2025年3月10日 | 2025年3月17日 | $0.200 |
| 2024年12月9日 | 2024年12月9日 | 2024年12月16日 | $0.200 |
| 2024年9月9日 | 2024年9月9日 | 2024年9月16日 | $0.200 |
| 2024年6月10日 | 2024年6月10日 | 2024年6月17日 | $0.200 |
配当は四半期ごとに支払われています。2024年の初配当は$0.200/株で開始し、2025年Q2から$0.210/株に増額されました(年間$0.84/株)。今後の配当スケジュールは 配当カレンダー で確認できます。
6. GOOGとGOOGLの選び方
GOOGとGOOGLのどちらに投資するかは、投資目的と戦略に応じて判断できます。
議決権を重視する場合
GOOGL(クラスA)を選びます。1株1票の議決権があり、株主総会で議案に投票できます。ただし、創業者がクラスB株で議決権の過半数を保持しているため、個人投資家の1票が経営に大きな影響を与えることは現実的には難しい点に留意が必要です。
コスト・流動性を重視する場合
GOOG(クラスC)を選びます。GOOGはGOOGLよりもわずかに安い傾向があり(通常0.5〜1%の差)、取引量も多いため流動性に優れています。配当と企業価値は同一であるため、議決権にこだわらない投資家にとってはGOOGのほうがコスト効率の良い選択肢です。
長期投資の観点
長期保有を前提とする場合、GOOGとGOOGLの差は最小限です。どちらの銘柄もAlphabetの同一の事業価値を反映しており、株価の動きも連動しています。より低い取得コストを優先するならGOOG、ポートフォリオ内で議決権の有無を分散させたいなら両方を保有する戦略も有効です。
その他の考慮要素
- 市場環境: テクノロジー株は金利やインフレに敏感であり、エントリータイミングがリターンに影響する
- 企業のファンダメンタルズ: Alphabetの収益構造、AI投資の成果、クラウド事業の伸びを注視
- 株式分割: GOOGとGOOGLは分割時に比例配分されるため、権利面での本質的な違いは生じない
選び方まとめ
| 考慮要素 | 推奨 | 理由 |
|---|---|---|
| 議決権 | GOOGL | 投票権あり。長期参加者向け(ただし影響力は限定的) |
| コスト効率 | GOOG | 株価がやや低く、取引量が多い |
| 長期投資 | GOOG | 経済的権利は同一で、取得コストが低い |
| その他 | 状況次第 | 市場環境・決算内容・分割動向等を総合判断 |
7. 投資前の注意事項
Alphabet株への投資を検討する際は、以下のポイントを事前に確認しておくことをおすすめします。
決算と競合環境のリサーチ
Alphabetの主な収益源は広告、YouTube、クラウド、Androidなどのコア事業です。投資前にこれらの部門の成長見通しを分析するとともに、AI・自動運転などの新興領域への取り組みも確認しましょう。また、Amazon、Microsoft、Metaなどの競合他社との競争環境の変化も重要な判断材料です。
リスク許容度の確認
テクノロジー株は市場ニュースや金利政策に連動して値動きが激しくなる場合があります。短期的な損失に耐えられる資金的・心理的な余裕があるか確認し、単一銘柄への集中投資を避けるために適切なポジションサイズを設定しましょう。
リアルタイム価格のチェック
GOOGとGOOGLの株価は高い相関性がありますが、市場の急変時やボラティリティが高まる局面では価格差が一時的に拡大することがあります。注文前に最新の株価を確認し、エントリータイミングを判断しましょう。
専門家への相談
Alphabetの事業構造や株式クラスの選択について判断が難しい場合は、資格を持つ金融アドバイザーへの相談を検討してください。自身の投資目標とリスク特性に合った戦略を立てることが重要です。
8. Titan FXでの米国株CFD取引
従来の証券会社でGOOGやGOOGLの現物株を売買する方法に加え、株式CFD(差金決済取引)を活用した取引も選択肢の一つです。CFD取引には以下の特徴があります。
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ロング・ショート両方向の取引: 株価の上昇局面だけでなく、下落局面でもショート(空売り)で利益を狙える
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レバレッジ取引: 米国株CFDは最大1:20のレバレッジに対応しており、証拠金5%で建玉可能
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現物株の保有不要: CFDは差金決済のため、株式の保有・管理コストが不要
Titan FXでは、Alphabetを含む100銘柄以上の米国株CFDを MT4 / MT5 プラットフォームで取引できます。

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よくある質問
Google 株価を確認すると GOOG と GOOGL の 2 種類が表示されますが、違いは何ですか?
GOOG はクラスC株(議決権なし)、GOOGL はクラスA株(議決権あり)です。配当・企業価値・上場市場(NASDAQ)は同一で、株価差は通常 1% 未満です。比較表は本記事 §1 早見表 参照。
Google 株は GOOG と GOOGL のどちらを買うべきですか?
短期売買やコスト重視の個人投資家には流動性が高い GOOG(クラスC)が一般的に有利です。長期保有で議決権行使を希望する場合は GOOGL(クラスA)が適しています。Alphabet の裁定取引メカニズムにより両者の価格差は長期的に乖離しません。投資目的別の選び方は本記事 §6 GOOG と GOOGL の選び方 参照。
GOOG と GOOGL の株価はなぜ違うのですか?
議決権のプレミアムが株価差の主因です。GOOGL には議決権がある分、機関投資家やファンドからの需要が高く、GOOG より約 0.5-1% 高い価格で取引されます。両者は同じ Alphabet 株式のため、長期的な値動きはほぼ連動しています。詳細は本記事 §3 なぜ 2 つの株式シンボルがあるのか および §6 選び方 参照。
Alphabet(Google 親会社)には配当はありますか?
Alphabet は 2024 年に初の四半期配当を開始しました。GOOG・GOOGL ともに同額の配当を受け取れます。クラスB(非公開・創業者保有)も同額です。配当履歴・1 株あたり金額・支払日の詳細は本記事 §5 Alphabet の配当政策 参照。
日本から Google 株(GOOG・GOOGL)を取引できますか?
米国証券会社経由の現物取引のほか、Titan FX では米国株 CFD として GOOG / GOOGL を取引できます。CFD では議決権は付与されず、配当相当額は調整金として反映されます。レバレッジは最大 1:20、ロング・ショート両方向の取引が可能です。CFD の特徴・取引条件は本記事 §8 Titan FX での米国株 CFD 取引 参照。
Alphabet にはなぜ Dual Class 構造が採用されているのですか?
創業者のラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏が、短期的な株主利益よりも長期的な技術革新を優先するために導入しました。クラスB株(1株10票)を保有することで、新株発行後も議決権の過半数を維持し、AI 研究や Waymo(自動運転)などの長期プロジェクトへの投資を継続できる体制を確保しています。クラス構造の詳細は本記事 §4 クラスA・B・C の詳細比較 参照。
まとめ
GOOGとGOOGLの違いは議決権の有無に集約されます。
- GOOGL(クラスA): 1株1票の議決権あり。株主総会への参加を重視する投資家向け
- GOOG(クラスC): 議決権なし。わずかに割安な価格で取引され、コスト重視の投資家向け
- クラスB(非公開): 創業者専用。1株10票で経営の最終決定権を保持
配当・企業価値は3クラス共通で、株価の長期的な動きも連動しています。どちらの銘柄を選んでも、Alphabetの検索・広告・クラウド・AI事業の成長に投資することになります。
投資目的と議決権の必要性を考慮して、自身に合った銘柄を選びましょう。
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主な出典(カテゴリ別)
- 企業公式資料: Alphabet Investor Relations、SEC 10-K Filings
- 市場・取引所: NASDAQ 公式サイト、S&P Dow Jones Indices(S&P 500 構成銘柄)
- 関連する解説: Dual Class 株式構造(クラスA・B・C の議決権配分)、株式 IPO・株式分割のメカニズム