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July 16, 2024
15日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3営業日ぶりに反発。終値は158.06円と前営業日NY終 値(157.83円)と比べて23銭程度のドル高水準だった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長やデイ リー米サンフランシスコ連銀総裁の発言を控えて、しばらくは158.00円を挟んだ狭いレンジ取引が続い た。21時30分発表の7月米ニューヨーク連銀製造業景気指数は▲6.6と予想の▲6.0をやや下回ったが、 相場の反応は限られた。
なお、パウエルFRB議長はこの日、「過去3回のインフレ指標は信頼感を高めた」「第2四半期のインフ レ率はさらに改善」などと発言。市場では「想定よりもハト派的な内容だった」との受け止めから、当初 は円買い・ドル売りで反応した。前週末の安値157.38円を下抜けると一時157.19円と6月17日以来約 1カ月ぶりの安値まで急落した。
ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢となり、158円台前半まで持ち直した。パウエルFRB議長が利下げ 開始時期についての言及を避けたことが相場を下支えした。
ユーロドルは4日ぶり小反落。終値は1.0894ドルと前営業日NY終値(1.0907ドル)と比べて0.0013 ドル程度のユーロ安水準だった。欧州時間発表の5月ユーロ圏鉱工業生産が予想を上回るとユーロ買い・ ドル売りが進行。目先の上値の目途として意識されていた前週末の高値1.0911ドルや6月高値1.0916 ドルを上抜けて、24時過ぎに一時1.0922ドルと3月21日以来約4カ月ぶりの高値を付けた。
ただ、18日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を前に、持ち高を一段と傾ける動きは限られた。米長期 金利の上昇も相場の重しとなり、2時30分過ぎには1.0893ドル付近まで下押しした。
ユーロ円は3日ぶりに小反発。終値は172.20円と前営業日NY終値(172.16円)と比べて4銭程度の ユーロ高水準。欧州時間に一時172.56円と日通し高値を付けたものの、パウエルFRB議長の発言をきっ かけにドル円が急落すると171.58円と日通し安値を更新した。ただ、ドル円の持ち直しにつれた買いが 入ると172円台前半まで値を戻した。
本日の東京外国為替市場のドル円は、トランプトレードによるドル買いと本邦通貨当局による円買い介 入の可能性の鬩ぎ合いに警戒する展開が予想される。
トランプ前大統領銃撃事件を受けて、トランプ氏が11月の大統領選を制し、減税や関税引き上げを実 施するとの見通しからトランプトレード(ドル買い・米国債売り)が活発化しつつある。
一方で、今月末に退任する神田財務官は、先週、日米金利差が縮小傾向にある中で過去1カ月間の急激 な円安の進行は投機的と指摘し、輸入物価上昇により国民生活が脅かされるなら「由々しきこと」と懸念 を示しており、円買い介入を実施したと思われる。
ドル売り・円買い介入が実施された水準は、4月29日の第1弾が159円台、第2弾が157円台、5月2 日の早朝の第3弾が157円台、7月11日の第4弾が161円台だと推測されることで、神田財務官の防衛 ゾーンは157円~161円にあると思われるため、本日も警戒しておきたい。
実需の1-6月期の円売りとしては、投資信託を通じた家計の円売り(新NISA少額投資非課税制度)が 約6.1兆円、貿易赤字が約4兆円前後なので、約10兆円規模となる。
本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入額は、4月29日と5月2日が9兆7885億円、7月11日が推 定約3.5兆円なので、13.3兆円程度となる。
投機筋の円売り圧力は、7月9日時点のIMM通貨先物の非商業(投機)部門取組の円の売り持ちポジシ ョン(182,033枚)に示されているように過去最大規模となっており、神田財務官が円安の要因を投機的 と指摘する根拠になっている。
先週金曜日の新聞報道では、本邦通貨当局が為替介入の準備のために市場参加者に相場水準を尋ねる 「レートチェック」をユーロ円で実施したことが関係者の話で分かった。
ドル売り・円買い介入に関しては、イエレン米財務長官が不快感を示しているため、ユーロ導入以来の 高値圏に到達しているユーロ売り・円買い介入を実施することで、円安を抑制する意図なのかもしれない。
※時刻表示は日本時間
<国内>
○13:30 ◇ 5 月第三次産業活動指数(予想:前月比0.1%)
<海外>
○15:45 ◇ 5 月仏経常収支
○16:30 ◎ ビルロワ・フランス中銀総裁、講演
○18:00 ◎ 7 月独ZEW 景況感指数(予想:42.3)
○18:00 ◎ 7 月ユーロ圏ZEW 景況感指数
○18:00 ◇ 5 月ユーロ圏貿易収支(予想:季節調整前125 億ユーロの黒字/季節調整済181 億ユーロの黒 字)
○21:15 ◇ 6 月カナダ住宅着工件数(予想:25.50 万件)
○21:30 ◎ 6 月カナダ消費者物価指数(CPI、予想:前月比横ばい/前年比2.8%)
○21:30 ☆ 6 月米小売売上高(予想:前月比▲0.3%/自動車を除く前月比横ばい)
○21:30 ◇ 6 月米輸入物価指数(予想:前月比▲0.1%)
○23:00 ◎ 7 月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数(予想:43)
○23:00 ◇ 5 月米企業在庫(予想:前月比0.4%)
○17 日03:45 ◎ クーグラー米連邦準備理事会(FRB)理事、講演
※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
※指標などの発表予定・時刻は予告なく変更になる場合がありますので、ご了承ください。
16日01:44パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長
「ここ数年の米国経済は目覚ましく好調だった」
「過去3回のインフレ指標は信頼感を高める」
「第2四半期のインフレ率はさらに改善」
「労働市場はますます均衡が取れている」
「われわれの政策決定に政治的フィルターはかけない」
「持続不可能な財政赤字の削減に取り組む必要がある」
「政策は抑制的なようだが厳しく抑制的というわけでは ない」
※時間は日本時間
陽線引け。転換線は基準線を上回り、遅行スパンは実線を
上回り、雲の上で引けていることで、三役好転の強い買いシ
グナルが点灯中。しかし、孕み線で反発したものの、依然と
して転換線を下回って引けていることで反落の可能性が示
唆されている。
本日は基準線を抵抗に戻り売りスタンスで臨み、同線を上
抜けた場合は手仕舞い。
レジスタンス2 159.50(日足一目均衡表・転換線)
レジスタンス1 158.84(日足一目均衡表・基準線)
前日終値 158.06
サポート1 157.19(7/15 安値)
サポート2 155.88(日足一目均衡表・雲の上限)

陰線引け。転換線は基準線を上回り、遅行スパンは実線を
上回り、雲の上で引けていることで、三役好転の強い買いシ
グナルが点灯中。孕み線で反落したものの依然として転換線
を上回って引けており反発の可能性が示唆されている。
本日は上昇中の転換線を支持に押し目買いスタンスで臨
み、同線を下抜けた場合は手仕舞い。
レジスタンス1 1.0981(3/8 高値)
前日終値 1.0894
サポート1 1.0853(日足一目均衡表・転換線)

陽線引け。転換線は基準線を上回り、遅行スパンは実線を
上回り、雲の上で引けていることで、三役好転の強い買いシ
グナルが点灯している。2 手連続陰線の後に孕み線で反発し
たものの、依然として転換線を下回って引けており反落の可
能性が示唆されている。
本日は横ばいの転換線を抵抗に戻り売りスタンスで臨み、
同線を上抜けた場合は手仕舞い。
レジスタンス1 173.45(日足一目均衡表・転換線)
前日終値 172.20
サポート1 171.48(日足一目均衡表・基準線)

陰線引け。転換線は基準線を上回り、遅行スパンは実線を
上回り、雲の上で引けていることで、三役好転の強い買いシ
グナルが点灯中。しかし、3 手連続陰線で転換線を下回って
引けていることで続落の可能性が示唆されている。
本日は転換線を抵抗に戻り売りスタンスで臨み、同線を上
抜けた場合は手仕舞い。
レジスタンス1 107.97(日足一目均衡表・転換線)
前日終値 106.84
サポート1 106.45(日足一目均衡表・基準線)

