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日米協調介入で円155円台、日経一時1600円安・原油急落

2026-08-03 13:00 日本時間時点

本日のポイント

  • 日米協調円買い介入を受け、ドル円はアジア時間に一時155円台前半まで急伸したあと、現在は156.49円(前日比-0.58%)で推移している。片山財務相は「介入、いつでも躊躇なく」と改めて表明した。
  • 円急伸を受け日経平均は続落し、前引けにかけて一時1600円超安まで下げる場面もあったが、直近は前日比-1.07%の63,676円。日本の5年債利回りは2.075%(+5bp)と2000年の上場以来の高水準まで上昇し、日銀の早期利上げ観測を映す。
  • トランプ大統領はイランへの大規模攻撃を見送ったと伝えられ、3日から新たな協議を開始する見通し。WTI原油はこれを受け3週間ぶり安値となる前日比-5.57%の79.95ドルまで急落し、OPEC+の7カ国も9月の日量18万バレル余りの増産を発表した。
  • 上海総合指数は前引けで前日比-0.59%と反落、半導体の利益確定売りが重荷となった科創50は-3.73%。ハンセン指数はアリババの急伸(+6%超)などに支えられ+0.06%とほぼ横ばい。
  • 米株先物はアマゾン・アップルの好決算を引き続き好感し上昇、ダウ先物+0.51%・S&P500先物+0.57%・ナスダック100先物+0.96%。

マーケットスナップショット

指標水準前日比
ドル円156.49-0.58%
ユーロドル1.1534+0.06%
日経平均(取引中)63,676-1.07%
ハンセン指数(取引中)25,901+0.06%
ダウ先物52,906+0.51%
S&P500先物7,562.25+0.57%
ナスダック100先物28,676+0.96%
NY金先物4,117.00+0.24%
WTI原油79.95-5.57%
ビットコイン62,771-1.14%
米10年債利回り4.745%+8.2bp

外国為替市場 — 円独歩高、介入警戒が続く

日米は先週末に協調円買い介入に踏み切ったとみられ、ドル円は前週末に一時162円台まで売られたあと切り返し、本日のアジア時間には一時155円台前半までさらに円高が進んだ。現在は156.49円(前日比-0.58%)で推移している。片山財務相は「介入、いつでも躊躇なく」と改めて表明し、追加の為替措置も辞さない姿勢を強調した。日本の5年債利回りが2000年の上場以来の高水準となる2.075%まで上昇するなど、日銀の早期(9月)利上げ観測の高まりも円買いを後押ししている。後場・欧州序盤にかけては、追加介入への警戒からドル円の上値は重いままとなりそうだ。

株式市場 — 円高で日経続落、上海も反落

日経平均は円急伸を受けた輸出関連株への売りで続落し、前引けにかけて一時1600円超安まで下げる場面もあったが、直近は前日比-1.07%の63,676円で推移する。中国株は上海総合指数が前引けで前日比-0.59%、半導体の利益確定売りが重荷となった科創50は-3.73%と大きく下げた一方、ハンセン指数はアリババの急伸(+6%超)などに支えられほぼ横ばいの+0.06%で底堅い。アジア時間の残りは、円高の一服とアリババ主導の香港株の底堅さが相場の支えになりそうだ。

マクロ経済 — 日銀の早期利上げ観測が高まる

日本の10年債利回りは日銀の利上げ加速観測を映し2.815%まで上昇した。米国では10年債利回りが前日比+8.2bpの4.745%で高止まりしており、今夜発表の米ISM製造業景況感指数(予想54.0)が次の方向感を左右しそうだ。今夜のNY入りまでは、日米金利差を睨んだ神経質な地合いが続きそうだ。

コモディティ — 原油急落、地政学リスク後退

トランプ大統領がイランへの大規模攻撃を見送ったと伝えられ3日から新たな協議を開始する見通しとなったことに加え、OPEC+の7カ国が9月も日量18万バレル余りの増産を発表したことで、WTI原油は3週間ぶり安値となる前日比-5.57%の79.95ドルまで急落し、前日安値82.97ドルも下回る水準となった。NY金は前日比+0.24%の4,117.00ドルと、前日高値(4,118.50ドル)に迫る水準で底堅く推移している。後場・欧州序盤も、地政学リスク後退を受けた原油の戻りの鈍さが続きそうだ。

国際情勢 — イラン協議再開へ、ホルムズ海峡は不透明

トランプ大統領は週末に計画していたイランへの大規模攻撃を見送ったと伝えられ、3日から新たな協議を開始する見通しだ。一方でホルムズ海峡では衛星測位情報への電波妨害により航行の混乱がさらに広がっていると報じられ、マクロン仏大統領は高市首相にイランの停戦とホルムズ海峡の自由航行の実現を求めるなど、情勢はなお流動的だ。今夜のNY入りまでは、協議の行方とドル円・原油への波及を見極める展開になりそうだ。

今後の注目イベント

日時(日本時間)国/地域イベント注目点
08/03 23:00ISM製造業景況感 (予想 54.0)
08/05 07:45NZEmployment Change q/q (予想 0.1%)
08/05 07:45NZ失業率 (予想 5.4%)
08/07 21:30平均時給(前月比) (予想 0.3%)
08/07 21:30非農業部門雇用者数 (予想 88K)
08/07 21:30失業率 (予想 4.2%)