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日銀据え置き・介入で円乱高下、日経4%高 今夜は米指標待ち

2026-07-31 18:00 日本時間時点

本日のポイント

  • 日銀は31日午前の会合で政策金利を1.0%程度に据え置き(8対1、高田創審議委員は利上げを主張し反対)。植田総裁は会見で物価の上振れリスクをこれまで以上に意識する考えを示した
  • 政府・日銀とみられる円買い介入の影響でドル円は乱高下し、夕方にかけて円買いが優勢となった。直近は158.63円(前日比-0.61%)で推移している
  • 東京株式市場は大幅続伸。日経平均は前日比2,494円59銭高(+4.03%)の64,362円02銭で終値を付け、一時6万5000円台を回復する場面もあった
  • 前日30日のNY市場はダウ平均が613ドル高となるなど大幅反発。決算を終えたアマゾンは時間外に急伸し、アップルでは15年ぶりとなる新CEO交代(クック氏からハードウエア責任者のターナス氏へ)も明らかになった
  • 今夜は米雇用コスト指数やミシガン大学の消費者信頼感・期待インフレ率の発表を控えており、ドルの次の方向感を左右しそうだ

マーケットスナップショット

指標水準前日比
ドル円158.63-0.61%
ユーロドル1.1527-0.02%
日経平均(終値)64,362+4.03%
ハンセン指数(終値)25,884+0.10%
ダウ先物52,654+0.52%
S&P500先物7,511.75+0.53%
ナスダック100先物28,596+1.27%
NY金先物4,118.90-1.00%
WTI原油82.30-1.54%
ビットコイン63,744-1.51%
米10年債利回り4.663%+4.1bp

外国為替市場 — 円は乱高下、介入警戒残る

政府・日銀とみられる円買い介入の影響で、ドル円は31日を通じて大きく上下に振れた。日中には160円台を回復する場面もあったが、夕方にかけて円買いが優勢となり、直近は158.63円(前日比-0.61%)で推移している。前日高値160.88円と前日安値158.52円のレンジの中でも下寄りでの推移が続き、東京外為市場では17時時点でなお方向感に乏しいとの声もあり、神経質な値動きが残る。NY入り後は、介入警戒と日銀の追加利上げ観測がドル円の戻りを抑えやすい。

株式市場 — 日経、大幅な上げ幅で終値

日経平均は前日比2,494円59銭高(+4.03%)の64,362円02銭で終値を付け、一時6万5000円台を回復する場面もあった。米ハイテク株の好決算を追い風に、AI・半導体関連株への買いが指数を押し上げた。香港ハンセン指数も+0.10%の25,884で終値を付けた。熊本地震の影響で、ソニーは半導体工場の再開に動き、堀場製作所も熊本県の部品工場で生産を再開した。週明けの東京は、今夜の米株の着地を踏まえた出足になりそうだ。

マクロ経済

前日30日のNY市場は、AI投資懸念の後退を背景にダウ平均が613ドル高となるなど大幅反発した。決算発表を終えたアマゾンはクラウド部門(AWS)の増収加速を好感して時間外に急伸し、アップルでは15年ぶりとなる新CEO交代(クック氏からハードウエア責任者のターナス氏へ)も明らかになった。FOMCは7月29日の会合で政策金利を据え置いたが、利上げを主張する委員の反対票が出るなど内部対立が意識されている。次期FRB議長候補のウォーシュ氏は公聴会でFRBの独立性を強調する発言をした。今夜発表の米雇用コスト指数やミシガン大学の消費者信頼感・期待インフレ率を受けて、ドルの方向感がはっきりする可能性がある。

コモディティ

NY金先物は4,118.90ドル(前日比-1.00%)で推移し、前日安値4,028.50ドルは上回るものの上値の重さが目立つ。ドルの底堅さや月末の利益確定売りが重荷となっている。WTI原油は82.30ドル(同-1.54%)まで軟化し、前日安値82.97ドルを下回る水準にある。中東情勢を巡る警戒はなお残るが、原油相場は上値の重い展開が続いている。今夜のNY時間にかけても、米指標と中東情勢の両にらみの展開になりそうだ。

国際情勢 — 中東の緊張なお続く

ホルムズ海峡では衛星情報への電波妨害により、船舶航行の混乱がなお続いていると伝えられている。トランプ大統領はイラン問題を巡り核兵器不保有を最優先課題とする一方、対イラン軍事作戦の費用が米財政の重荷になっているとの指摘も出ている。フランスのマクロン大統領は高市首相に対し、イラン情勢の停戦とホルムズ海峡の航行の自由を改めて求めたと報じられている。週末にかけても中東情勢の展開が、金・原油のリスクプレミアムを左右しよう。

今後の注目イベント

日時(日本時間)国/地域イベント注目点
07/31 21:30GDP(前月比) (予想 0.2%)カナダの追加利上げ観測を左右するか
07/31 21:30Employment Cost Index q/q (予想 0.8%)賃金インフレの高止まりを確認
07/31 23:00ミシガン大消費者信頼感 (予想 53.9)関税・物価高への消費者心理を確認
07/31 23:00ミシガン大期待インフレ率家計のインフレ期待の高止まりに注目