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ドル円159円台、日経後場切り返し 日銀発言と中東情勢に注目

2026-08-27 13:00 日本時間時点

本日のポイント

  • 東京市場でドル円は159円台前半で推移。朝方は上値の重い展開だったが、12時にかけて底堅さを増した。
  • 日経平均は前引けにかけて一時反落し66,164円(前日比97円安)で午前の取引を終えたが、後場に入り値を戻し、13時時点では66,397円前後(前日比+0.20%)で推移している。
  • 日銀の氷見野副総裁は利上げについて「毎会合でしっかり議論」する姿勢を示し、物価の上振れリスクをこれまで以上に意識する必要があると発言。長期金利は一時2.9%まで上昇した。
  • NVIDIAの四半期決算は市場予想を上回ったが、東京市場では「エヌビディア祭り」は不発に終わり、AI投資鈍化への懸念から半導体株の一角が売られた。
  • 米国はイランへの制裁を強化したと報じられ、ホルムズ海峡を巡る緊張も続くなど、地政学リスクが引き続き意識されている。

マーケットスナップショット

指標水準前日比
ドル円159.34+0.05%
ユーロドル1.1658+0.00%
日経平均(取引中)66,397+0.20%
ハンセン指数(取引中)25,539+0.11%
ダウ先物53,709+0.35%
S&P500先物7,728.25+0.50%
ナスダック100先物29,547+0.88%
NY金先物4,681.70+0.61%
WTI原油81.85-0.46%
ビットコイン78,839-0.24%
米10年債利回り4.664%+2.5bp

外国為替市場 — ドル円は底堅く159円台前半で推移

東京市場のドル円は朝方こそ上値の重い展開だったが、正午にかけて次第に底堅さを増し、159円台前半で推移している。前日のNY市場では米PCE価格指数が市場予想を上回ったことが円安・ドル高材料として意識されたほか、東京時間には日銀・氷見野副総裁の発言も相場の材料となった。前日のレンジは高値159.40、安値159.11で、レンジの上限付近での底堅さが目立つ。後場・欧州序盤は、日米金利差を意識した底堅い値動きが続きそうだ。

株式市場 — 日経平均は後場に値を戻す展開

日経平均は前引けにかけて97円安の66,164円まで反落する場面があったが、後場に入り値を戻し、13時時点では前日比+0.20%の66,397円前後で推移している。NVIDIA決算が市場予想を上回ったにもかかわらず、AI投資の鈍化懸念からアドバンテストなど半導体関連株の一角が売られ、指数の重荷となった一方、電気機器セクターは業種別の上昇率トップとなるなど物色は選別的だ。新興市場ではグロース250が反発し、出遅れ銘柄に資金が向かう動きも見られた。アジア時間の残りは、AI関連株を中心に物色の強弱が分かれる展開が続きそうだ。

マクロ経済 — 日銀高官発言で早期利上げ観測が強まる

日銀の氷見野副総裁は利上げについて「毎会合でしっかり議論」する考えを示し、物価の上振れリスクをこれまで以上に意識する必要があると発言したと報じられた。これを受けて長期金利は一時2.9%まで上昇し、早期の政策修正観測が意識されている。市場では日銀の元審議委員である木内氏が、利上げ時期の予想を従来の12月から9月へ前倒ししたとも伝えられている。今夜のNY入りまでは、日銀高官の発言や国内金利の動向が円相場の材料として意識され続けそうだ。

コモディティ — 金は上昇、原油は上げ幅を縮小

NY金先物は4,681.70ドル前後(前日比+0.61%)で上昇しており、日本時間11時30分過ぎには金が上昇に転じたと伝えられた。WTI原油は前日のNY市場で、米国とイランの和平協議を巡る先行き不透明感や需給の引き締まりが意識されて3営業日ぶりに反発したが、アジア時間には上昇分を消して下落に転じ、81.85ドル前後(前日比-0.46%)で推移している。後場・欧州序盤は、中東情勢を睨みつつ金が底堅さを維持できるかが焦点となる。

国際情勢 — 中東・ウクライナ・台湾リスクに要警戒

米国はイランに対する新たな制裁を発動し、イランと取引する国々に関係遮断を求めたと報じられた。ホルムズ海峡では航行に関する衛星情報が電波妨害を受け、混乱が拡大していると伝えられている。ロシアのプーチン大統領は外交交渉が行き詰まったと判断し、ウクライナへの攻撃を強める方針だとも報じられた。台湾では野党・国民党のトップが10年ぶりに訪中し、習近平国家主席と会談した。今夜のNY入りまでは、中東情勢の緊張が資源価格やリスク心理に波及するかを注視したい。

今後の注目イベント

日時(日本時間)国/地域イベント注目点
08/27 21:30新規失業保険申請 (予想 208K)労働市場の底堅さを確認する材料
08/28 01:15AllJackson Hole Symposium主要中銀高官の発言に注目
08/28 08:30コアCPI(前年比) (予想 1.8%)日銀の早期利上げ観測を左右し得る
08/28 21:30GDP(前月比) (予想 0.2%)カナダ中銀の政策運営を占う材料
08/28 23:00Fed Chairman Warsh Speaks新体制下の金融政策スタンスに注目
08/29 01:15AllJackson Hole Symposium週末にかけての追加発言に警戒