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日本長期金利30年ぶり高水準、日経下げ渋り 米イラン緊張で原油高

2026-09-01 13:00 日本時間時点

本日のポイント

  • 日本の長期金利が一時2.990%まで上昇し、約30年ぶりの高水準を更新。10年債入札は最低価格が予想を下回り、最高落札利回りも30年ぶりの高さとなった
  • 日経平均は前引け261円安まで売られたが、後場は下げ渋り66,000円台を回復する動き。半導体関連株の下落が指数の重し
  • ドル円は159円台後半でもみ合い、方向感を欠く展開が継続
  • G20に合わせ片山財務相とベッセント米財務長官が会談し、秩序だった円相場の必要性を確認。片山氏はベッセント氏が日銀に利上げを要請したとの一部報道を否定
  • 米・イラン間の緊張再燃を背景に原油価格が上昇し、米長期金利にも上昇圧力

マーケットスナップショット

指標水準前日比
ドル円159.81+0.06%
ユーロドル1.1609-0.12%
日経平均(取引中)66,162-0.23%
ハンセン指数(取引中)25,302-1.10%
ダウ先物53,273+0.06%
S&P500先物7,697.25-0.02%
ナスダック100先物29,486-0.09%
NY金先物4,492.10+0.24%
WTI原油86.68+1.07%
ビットコイン78,672+0.14%
米10年債利回り4.758%+3.8bp

外国為替市場 — もみ合い

ドル円は159.81(前日比+0.06%)と、前日安値159.63〜高値159.85のレンジ内で小動きが続いている。東京市場では午前から午後にかけて方向感を欠く展開で、原油価格の上昇を背景とした米金利先高観測がドル円を下支えする一方、G20財務相・中央銀行総裁会議に合わせて片山財務相とベッセント米財務長官が会談し、秩序だった円相場の必要性を確認したと伝えられたことが行き過ぎた円安をけん制する材料として意識されている。片山氏は、ベッセント氏が日銀に利上げを要請したとの一部報道については否定した。後場・欧州序盤は、G20会談の内容を消化しつつ159円台後半のレンジ内でのもみ合いが続きそうだ。

株式市場 — 下げ渋り

日経平均は前引け時点で前日比261円安まで売られたが、後場に入り下げ渋り66,000円台を回復する動きとなっている(66,162円、前日比-0.23%)。長期金利が3%に接近する「金利3%時代」を市場が意識するなか、半導体関連株の下落が指数の重しとなった。香港市場ではハンセン指数が1.10%安と軟調で、中国本土の上海総合は保険・銀行株への買いや政策期待に支えられ小幅続伸と、アジア株は方向感が分かれている。香港に新規上場した中国SHEINは初日に一時1割安となるなど値動きも話題となった。米株価指数先物はダウが小幅高、S&P500・ナスダック100先物は小幅安とまちまちで、米国市場はまだ取引時間外にある。アジア時間の残りは、金利上昇と半導体株安を巡る綱引きの中、日経平均は66,000円台での一進一退が続きそうだ。

マクロ経済 — 金利上昇観測が交錯

日本の長期金利は一時2.990%まで上昇し、約30年ぶりの高水準を更新した。この日実施された10年債入札は最低価格が市場予想を下回り、最高落札利回りも30年ぶりの高さとなるなど、財政懸念や日銀の早期利上げ観測を背景とした国債売りが続いている。G20では片山財務相が金融市場の投機的な動きについて「G20として注視すべきだ」と述べたと伝えられ、今夜23時発表の米ISM製造業景況感(予想55.2)など米指標待ちのムードも強い。今夜のNY入りまでは、日米の金利上昇観測を軸にした神経質な展開が続きそうだ。

コモディティ — 原油主導で強含み

WTI原油は86.68ドル(前日比+1.07%)まで上昇し、前日の取引レンジ(高値83.78ドル・安値82.25ドル)を上抜けている。米・イラン間の緊張再燃を背景に、供給不安が意識された形だ。NY金先物は4,492.10ドル(+0.24%)と底堅いものの上値は重いとされる。後場・欧州序盤は、中東情勢の緊迫化を受けた原油主導の商品市況が続く公算が大きい。

国際情勢 — 米・イラン緊張が焦点

米国とイランの軍事的な緊張が再燃しており、対イラン軍事作戦のコストが検証されていると報じられた。米国はイランに対する新たな制裁を発表し、ベッセント財務長官はイランと取引のある国に関係遮断を求めたと伝えられている。ホルムズ海峡では衛星情報の電波妨害の影響で船舶の航行に混乱が生じていると報じられた。フランスのマクロン大統領は高市首相との会談で、イランの停戦とホルムズ海峡の航行の自由を求めたと伝えられる。市場ではこうした中東情勢の緊迫化が原油高・米長期金利上昇の材料として意識されている。今夜のNY入りまでは、中東情勢の続報が原油・金利を通じて市場心理を左右する展開が続きそうだ。

今後の注目イベント

日時(日本時間)国/地域イベント重要度
09/01 23:00ISM製造業景況感 (予想 55.2)
09/02 10:30GDP(前期比) (予想 0.3%)
09/02 11:00NZOfficial Cash Rate (予想 2.75%)
09/02 21:15ADP雇用統計 (予想 48K)
09/02 22:45Overnight Rate (予想 2.25%)
09/04 21:30Employment Change (予想 15.1K)