日経平均反発、ドル円159円台後半 ジャクソンホール講演待ち
2026-08-28 18:00 日本時間時点
本日のポイント
- 東京株式市場は反発、日経平均は前日比273円高の66,406円で終値。前日の米半導体株高を受けAI関連への買いが波及した。
- ドル円は159.57円(前日比+0.12%)で底堅く推移し、前日高値159.59円に迫った。対ユーロでも円は軟調だった。
- 日本時間23時にウォーシュFRB議長がジャクソンホール会議で議長就任後初の基調講演を行う。同時刻に非農業部門雇用者数の年次改定値(暫定)も公表予定。
- 中東ではイラン情勢が開戦から6カ月を迎え、ホルムズ海峡の緊張が続く。直近の集計では、同海峡を通過した商船は木曜日でわずか7隻にとどまったと報じられた。
- アジア株はまちまち。台湾株は前日比+0.77%高の46,331ポイントで46,000台を回復した一方、香港株はほぼ横ばいで終えた。
マーケットスナップショット
| 指標 | 水準 | 前日比 |
|---|---|---|
| ドル円 | 159.57 | +0.12% |
| ユーロドル | 1.1648 | -0.09% |
| 日経平均(終値) | 66,406 | +0.41% |
| ハンセン指数(終値) | 25,585 | -0.27% |
| ダウ先物 | 53,706 | +0.16% |
| S&P500先物 | 7,739.50 | -0.04% |
| ナスダック100先物 | 29,611 | -0.29% |
| NY金先物 | 4,655.40 | -0.18% |
| WTI原油 | 83.25 | -0.34% |
| ビットコイン | 79,521 | -0.92% |
| 米10年債利回り | 4.672% | +0.8bp |
外国為替市場 — 小じっかり、方向感待ち
ドル円は159.57円と前日比+0.12%で推移し、前日高値159.59円に接近する底堅さを見せた。東京外国為替市場では17時時点で159円50〜51銭とドル高・円安基調が続き、対ユーロでも円は軟調だった。ユーロドルは1.1648ドルと前日比-0.09%とやや上値を切り下げ、ユーロ圏の8月消費者信頼感指数確報値が市場予想通り-15.5で着地する中、方向感に乏しい展開が続いた。今夜の米指標(ウォーシュ講演・雇用統計年次改定)を受け、ドル円は159円台後半を維持できるかが焦点となる。
株式市場 — アジアはまちまち、半導体堅調
日経平均は前日比273円高の66,406円で反発、前日の米半導体株高(エヌビディア決算好感)を追い風にAI関連へ買いが波及した。ダウ先物は+0.16%の53,706ドル、S&P500先物は-0.04%の7,739.50、ナスダック100先物は-0.29%の29,611とまちまちの値動き。台湾加権指数は+0.77%高の46,331ポイントで46,000台を回復した一方、香港ハンセン指数は終値25,585とほぼ横ばい、上海総合指数は週末を控えた利益確定売りで4営業日ぶりに反落した。NY入り後は、今夜のウォーシュ講演を受けた米株の反応が半導体・AI関連の物色を左右しそうだ。
マクロ経済 — ジャクソンホール本番待ち
日本時間28日23時、ウォーシュFRB議長がジャクソンホール会議(27〜29日、テーマは「金融イノベーション:決済と政策への含意」)でFRB議長就任後初となる基調講演を行う。市場では、同議長が9月の金融政策決定に関する明確なシグナルを示さないとの見方が優勢で、代わりにインフレ抑制姿勢や中央銀行の独立性への言及が注目されている。同時刻には非農業部門雇用者数の年次改定値(暫定)も公表され、ミシガン大学消費者信頼感指数(予想51.0)や同期待インフレ率の発表も控える。これに先立ち21時30分にはカナダの月次GDP(前月比、予想+0.2%)も発表される。今夜の米指標を受け、ドル円と米金利のボラティリティが一時的に高まる可能性がある。
コモディティ — 金は堅調、原油はもみ合い
NY金先物は4,655.40ドル(前日比-0.18%)と、心理的節目の4,600ドル台を維持する底堅い展開が続く。WTI原油は83.25ドル(同-0.34%)とやや軟化し、直近の清算値83.53ドルをやや下回る水準で推移。ホルムズ海峡を巡る緊張が下値を支える一方、原油相場は週間ベースでは下落基調にある。ビットコインは79,521ドル(同-0.92%)と、一時8万1000ドル台から伸び悩んだ。今夜の米指標を受け、NY市場でリスク回避の金買いが強まるかが注目される。
国際情勢 — 中東の緊張続く、通商摩擦も重荷
イラン情勢は開戦から6カ月を迎え、なお緊張が続く。ホルムズ海峡の商船通航は低調で、直近の集計では木曜日の通過はわずか7隻にとどまったと報じられた。イラン側は「外交への復帰は不可能ではない」としつつ、海峡再開には中東地域での全ての戦闘終結を条件に挙げる一方、米国はイランへの追加制裁を検討し、取引国に関係遮断を求めているとされる。米加間の通商摩擦も今週続いており、地政学リスクは市場心理の重荷となっている。今夜の米指標を受け、地政学リスクを意識した安全資産への資金流入が続くか注目される。
今後の注目イベント
| 日時(日本時間) | 国/地域 | イベント | 注目点 |
|---|---|---|---|
| 08/28 21:30 | 加 | GDP(前月比) (予想 0.2%) | カナダ経済の勢いを確認 |
| 08/28 23:00 | 米 | Fed Chairman Warsh Speaks | 議長就任後初のジャクソンホール講演 |
| 08/28 23:00 | 米 | Prelim Benchmark Payrolls Revision | 雇用統計の年次改定に注目 |
| 08/28 23:00 | 米 | ミシガン大消費者信頼感 (予想 51.0) | 家計のインフレ実感を確認 |
| 08/29 01:15 | All | Jackson Hole Symposium | 各国中銀高官の発言が続く |