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日銀0.25%利上げも円安加速、ドル円157円台 日経3日続伸

2026-09-18 18:00 日本時間時点

本日のポイント

  • 日銀は政策金利を0.25%引き上げて1.25%とし、31年ぶりの高水準とした。ただし採決は7対2で、反対2票が残った。植田総裁は会見で「政策の局面が変化した」と述べ、連続利上げや利上げ幅の拡大も排除しない考えを示した。
  • 反対2票を受け「連続利上げのハードルは高い」との受け止めが広がり、円はむしろ売られる展開に。ドル円は前日安値155円86銭から一時157円91銭近辺まで上昇し、欧州市場入りにかけては157円80銭前後で推移している。三菱UFJ銀行は普通預金金利を0.5%(34年ぶり高水準)に引き上げた。
  • 日経平均は3日続伸し、前日比882円高の6万5019円(+1.38%)で取引を終えた。半導体関連の一角に買いが入った。台湾の加権指数も892.75ポイント高の4万7180.75(+1.93%)と急伸し、TSMC主導で機関投資家(三大法人)が大幅買い越しとなった。
  • 米FRBは17日、3年ぶりとなる0.25%の利上げを決定。決定直後は金急落・ドル急伸・NYダウ急落という荒い値動きとなったが、18日にかけては株式・金とも切り返す反発が優勢になっている。米10年債利回りは4.947%(-5.9bp)に低下し、週半ばの急騰局面から一服した。
  • ホルムズ海峡ではタンカーが攻撃を受け出火したと報じられ、中東の地政学リスクが再燃。WTI原油はサウジの供給正常化観測を手掛かりに3日続落する一方、金・銀は逆行高となっている。

マーケットスナップショット

指標水準前日比
ドル円157.80+1.19%
ユーロドル1.1486+0.05%
日経平均(終値)65,019+1.38%
ハンセン指数(終値)24,751+0.15%
ダウ先物52,303+0.16%
S&P500先物7,729.25+0.29%
ナスダック100先物29,912+0.57%
NY金先物4,428.60+0.66%
WTI原油95.56-1.72%
ビットコイン78,178+2.39%
米10年債利回り4.947%-5.9bp

外国為替市場 — 円安優勢、ドル円は157円台後半

日銀は政策金利を1.25%に引き上げたが、採決は7対2にとどまり、反対2票の存在が「連続利上げは容易ではない」との見方を誘った。この結果、利上げにもかかわらず円が売られるという逆説的な展開になり、ドル円は前日高値157円91銭に迫る場面を経て、欧州市場入りにかけては157円80銭前後で推移している。前日安値155円86銭からは2円近い上昇幅となった。ユーロドルは1.1486付近と小動きにとどまっている。NY入り後は、日米の金融政策の方向差を意識したドル買い・円売りが続きやすく、157円台後半でのもみ合いが軸になりそうだ。

株式市場 — 日本・台湾がけん引、香港も底堅い

日経平均は3日続伸し、前日比882円高の6万5019円(+1.38%)で終値を付けた。利上げ決定後には一時1300円超上昇する場面もあり、反対2票をハト派材料と受け止める買いが優勢だった。台湾の加権指数は892.75ポイント高の4万7180.75(+1.93%)と急伸し、TSMC主導で機関投資家が大幅買い越しとなったほか、聯電(UMC)のADRは8%超上昇した。ハンセン指数は前日比+0.15%で終値を付け、ハイテク株指数は2%超上昇するなど、米ハイテク株高の流れを引き継いだ。明日の東京では、半導体主導の資金流入がどこまで続くかが最大の焦点になりそうだ。

マクロ経済 — 日米中銀イベントを消化、米統計はまちまち

米FRBは17日、3年ぶりとなる0.25%の利上げを決定し、金融当局者からは年内あと1回の利上げの可能性を示唆する発言も出た。決定直後は金相場が急落し、ダウ平均が急落する荒い値動きとなったが、18日にかけては株式・金とも切り返す反発が優勢になっている。前日発表の米新規失業保険申請件数は市場予想を下回る一方、8月の住宅着工件数は前月比で市場予想を大きく下回るなど、労働市場の底堅さと住宅セクターの鈍さが併存する結果となった。米10年債利回りは4.947%(-5.9bp)に低下している。今夜のラガルドECB総裁発言を経て、NY入り後のドル指数と長期金利の反応が週末に向けた地合いを左右しそうだ。

コモディティ — 金・銀は逆行高、原油は3日続落

NY金先物は前日比+0.66%の4428.60ドルとなり、FOMC直後の急落から切り返して4400ドル台を回復した。現物銀は日中の上げ幅が+3%に達する場面もあり、金を上回る値動きとなっている。一方でWTI原油は-1.72%の95.56ドルと3日続落し、サウジアラビアが供給能力の一部回復を急いでいるとの観測が売り材料となった。前日高値102ドル47セントからは大きく水準を切り下げている。NY入り後は、サウジの供給正常化観測と中東の地政学リスクが綱引きし、原油はレンジ内でのもみ合いが続きそうだ。

国際情勢 — ホルムズ海峡で緊迫、米中首脳会談は日程未確定

ホルムズ海峡では、米国が護衛していたとされるタンカーが攻撃を受け出火したと報じられ、中東の地政学リスクが再び高まっている。国連の調査団は、米軍によるイラン空爆について戦争犯罪の「合理的な根拠」があるとする報告書をまとめたが、米政府はこれを否定している。米中間では、習近平国家主席とトランプ大統領の首脳会談が9月下旬に行われるとの観測が一部で報じられているが、中国外務省は「首脳間の意思疎通を続けている」と述べるにとどめ、日程の確定は明言していない。NY入り後は、中東発のヘッドラインが原油や安全資産需要を通じて相場の振れ幅を広げる要因になりやすい。

今後の注目イベント

日時(日本時間)国/地域イベント注目点
09/18 19:30ECB President Lagarde Speaks利上げサイクル終盤の政策運営方針や物価見通しへの言及に注目