香港+1.18%高で引け、ドル円157円台・米中協議に進展観測
2026-09-21 18:00 日本時間時点
本日のポイント
- 東京市場は敬老の日で休場中、日経平均は前日終値65,018円(+1.38%)のまま据え置き
- 香港ハンセン指数は+1.18%高の25,043で取引を終え、上海総合指数も+0.97%高
- ドル円は157円台前半まで切り返し、ブルームバーグは連休で流動性が低下する中、日銀の利上げ姿勢を巡る失望感から円に一段安リスクがあるとの見方を伝えた
- 欧州株は寄り付き後に堅調、独DAXは+0.75%、ユーロストックス50先物も+0.66%高
- ベッセント米財務長官が対中協議を「非常に成功」と評価、習近平国家主席の23〜25日訪米日程も発表される
マーケットスナップショット
| 指標 | 水準 | 前日比 |
|---|---|---|
| ドル円 | 157.25 | +0.25% |
| ユーロドル | 1.1484 | -0.05% |
| 日経平均(終値) | 65,019 | +1.38% |
| ハンセン指数(終値) | 25,043 | +1.18% |
| ダウ先物 | 52,440 | +0.69% |
| S&P500先物 | 7,762.25 | +0.65% |
| ナスダック100先物 | 30,227 | +1.03% |
| NY金先物 | 4,392.60 | -0.73% |
| WTI原油 | 94.12 | -2.04% |
| ビットコイン | 83,731 | +3.17% |
| 米10年債利回り | 4.998% | +5.1bp |
外国為替市場 — 底堅い
ドル円は東京市場が敬老の日で休場となる中、夕方にかけて157円台前半まで切り返し、前日の高値158.00と安値156.12のレンジ内で底堅い動きとなった。ブルームバーグは、3連休で市場流動性が低下する中、日銀の利上げ姿勢を巡る失望感から円に一段安リスクがあるとの見方を伝えている。ユーロドルは1.1484前後とやや上値の重い展開。ドル円は157円台前半で底堅く推移しており、NY入り後は日銀の利上げ姿勢を巡る思惑から一段の変動に注意したい。
株式市場 — 堅調な地合い引き継ぐ
日経平均は敬老の日で休場のため前日終値65,018円(+1.38%)を維持。香港ハンセン指数は+1.18%高の25,043、上海総合指数も+0.97%高で取引を終えた。欧州では寄り付き後に独DAXが+0.75%高、ユーロストックス50先物も+0.66%高と堅調に推移している。休場明けの24日の東京は、香港・上海の堅調な引けと欧州株の堅調な滑り出しを引き継ぎやすい地合いとなりそうだ。
マクロ経済 — 米中対話の進展に関心
ブルームバーグによれば、ベッセント米財務長官は対中協議について「非常に成功」との認識を示し、AIの脅威や貿易を巡るやり取りがあったと伝えられた。中国外務省は、習近平国家主席が23〜25日の日程で国賓として訪米すると発表しており、米中関係の進展期待が市場心理を支えている。国内では金融庁が地銀の大口融資規制を緩和し、AIや再生可能エネルギー分野への資金供給拡大を後押しする方針が明らかになったほか、ソフトバンクグループはOpenAIへの投資資金確保に向け110億ドル超のジャンク債起債を目指していると報じられた。日銀は9月18日に政策金利を1.25%程度に引き上げる決定を下しており、植田総裁が示したタカ派姿勢が引き続き円相場の重荷となっている面もある。NY入り後は、米中関係の進展期待とAI関連の資金調達動向が株式・金利市場の手掛かりとなりそうだ。
コモディティ — 原油は軟調
ブルームバーグは、北海ブレント原油が4日続落し101ドル台まで下落したと伝えており、米国とイランの外交協議進展やホルムズ海峡での輸送継続が背景にあるとしている。WTI原油(94.12ドル、-2.04%)も同様に軟調地合いとなった。NY金先物は4,392.60ドル(-0.73%)とやや上値が重い展開。明日も休場が続く東京市場を横目に、原油はホルムズ海峡を巡る緊張緩和観測を眺めながら軟調地合いが続きそうだ。
国際情勢 — 米中は対話進展、中東は緊張緩和観測
米中間では緊張緩和に向けた動きが相次いで伝えられた。ベッセント米財務長官は対中協議について「非常に成功」と評価し、AIの脅威や貿易を巡るやり取りがあったと報じられている。中国外務省は、習近平国家主席が23〜25日の日程で国賓として訪米すると発表した。一方、日本経済新聞は、高市首相が国連の場で中国を念頭に「恣意的な輸出規制」への懸念を表明する見通しと伝えており、米中対話の進展とは別に警戒感も残る。中東では、米国とイランの外交協議進展やホルムズ海峡での輸送継続が伝えられており、原油市場では地政学リスクプレミアムがやや後退した形となっている。NY入り後は、23日に予定される習近平氏訪米や米中協議の行方が、リスク選好の持続力を左右しそうだ。
今後の注目イベント
今週後半にかけては、スイス国民銀行(SNB)の金融政策評価や米国の労働・消費関連指標が相次ぐほか、23日に習近平氏の訪米も予定されており、材料は多い。
| 日時(日本時間) | 国/地域 | イベント | 注目点 |
|---|---|---|---|
| 09/22 00:00 | 欧 | ECB President Lagarde Speaks | 追加の金融政策メッセージや物価見通しへの言及に注目 |
| 09/22 12:10 | 豪 | RBA Gov Bullock Speaks | 豪州の利上げ打ち止め観測を巡る発言があるか注視 |
| 09/23 16:30 | 欧 | 独 製造業PMI速報値 (予想 54.0) | 欧州製造業の回復基調が続くか、拡大・縮小の節目50を上回る水準を維持できるかがカギ |
| 09/24 16:30 | スイス | SNB政策金利 (予想 0.00%) | マイナス金利脱却後の据え置きを続けるか、フラン相場への影響を注視 |
| 09/24 21:30 | 米 | 新規失業保険申請 (予想 201K) | 労働市場の底堅さを確認する材料、FRBの今後の利下げペース観測に影響 |
| 09/25 23:00 | 米 | ミシガン大消費者信頼感 (予想 47.5) | インフレ期待や消費者心理の変化を見極める材料 |