NY株反落もエヌビディア好決算、ドル円159円台圏
2026-08-27 08:00 日本時間時点
本日のポイント
- NYダウは根強いインフレ・長期金利上昇を嫌気し、前日比113ドル安(-0.21%)で4営業日ぶりに反落。米7月PCE価格指数は加速も伸びは過熱感なく、GDP改定値は+1.5%だった。
- エヌビディアは四半期決算で売上高が前年比2倍、13四半期連続で過去最高を更新するなど市場予想を上回り、株価は時間外で一時5%高まで買われたが、次期見通しは投資家の期待には届かず伸び悩んだ。
- ドル円はNY市場で159.44円まで上値を試したが、東京早朝は159.27円と前日比+0.04%のほぼ横ばい圏で推移。
- WTI原油は対イラン制裁が想定より穏健と受け止められ続落、81.87ドル。金は利益確定売りを一旦こなし、時間外で4,663ドル台に切り返した。
- 日銀の植田総裁はジャクソンホール会議を欠席し田村審議委員が代理出席の見通し。今夜は米新規失業保険申請、28日未明からジャクソンホール・シンポジウムに注目。
マーケットスナップショット
| 指標 | 水準 | 前日比 |
|---|---|---|
| ドル円 | 159.27 | +0.04% |
| ユーロドル | 1.1659 | -0.14% |
| 日経平均(終値) | 66,262 | +0.62% |
| ハンセン指数(終値) | 25,653 | +0.56% |
| ダウ先物 | 53,787 | +0.50% |
| S&P500先物 | 7,738.00 | +0.62% |
| ナスダック100先物 | 29,609 | +1.09% |
| NY金先物 | 4,663.00 | +0.21% |
| WTI原油 | 81.87 | -0.44% |
| ビットコイン | 78,659 | +0.17% |
| 米10年債利回り | 4.664% | +2.5bp |
外国為替市場 — 高値圏でのもみ合い
NY市場では根強いインフレ指標を受けたドル買いで、ドル円は159.44円まで上値を試す場面があった。もっとも東京早朝は159.27円と前日比+0.04%にとどまり、ほぼ横ばい圏で始まる。ユーロドルは1.1659と小幅安で推移している。 寄り付きは159円台前半でのもみ合いが続く見通しで、方向感は今夜の米指標待ちとなりそうだ。
株式市場 — NY反落もエヌビディア好決算が下支え
NY市場ではPCE統計に表れた根強いインフレと長期金利上昇が重荷となり、ダウ工業株30種平均は前日比113ドル安(-0.21%)で26日の取引を終え、4営業日ぶりに反落した。引け後に発表されたエヌビディアの四半期決算は、売上高が前年比で2倍に伸び13四半期連続で過去最高を更新するなど市場予想を上回る内容となり、営業利益は2.2倍で5四半期連続の最高益更新となった。株価は時間外で一時5%高まで買われる場面があったが、次期の売上高見通しは市場予想を上回ったものの投資家の期待には届かず、伸び悩む場面も見られた。これを受けナスダック100先物は+1.09%高、S&P500先物も+0.62%高となっており、26日終値66,262円(+0.62%)の日経平均は、シカゴ先物が前日終値比小幅安圏で推移するなか、本日これから強弱材料が交錯する寄り付きを迎える。 本日の東京では、エヌビディア決算を追い風にした半導体関連株主導の底堅い寄り付きが見込まれる。
マクロ経済 — インフレ根強さと金利上昇
26日発表の米7月PCE(個人消費支出)価格指数は伸びが加速したものの過熱感はなく、個人消費支出自体は実質ベースで停滞したと伝えられた。同日発表された米GDP改定値は+1.5%だった。これを受け債券市場では長期金利が上昇し、米10年債利回りは4.664%まで水準を切り上げた一方、年内の利上げ観測に大きな変化はないとの受け止めが伝えられた。日銀の植田総裁はジャクソンホール会議を欠席し田村審議委員が代理出席する見通しで、今夜の米新規失業保険申請と28日未明から始まるジャクソンホール・シンポジウムでの中銀当局者発言が次の焦点となる。 今夜の新規失業保険申請待ちで、米金利とドルの方向感を見極める展開が続きそうだ。
コモディティ — 原油安・金は下げ渋り
WTI原油は対イラン制裁の内容が想定より穏健と受け止められ売りが優勢となり続落、直近は81.87ドルと前日比-0.44%の水準にある。金(NY金先物)はPCE統計とジャクソンホール講演を控えた利益確定売りで一旦上げ一服となったが、時間外では買い戻され直近4,663.00ドル、前日比+0.21%で推移している。 寄り付きは、原油安と金堅調のコントラストが続くとみられる。
国際情勢 — イラン制裁とウクライナ情勢に警戒
米財務省はイランに対する新たな制裁を発表し、ベッセント財務長官はイランと取引のある国々に関係遮断を要求したと報じられた。市場ではこの制裁内容が想定より穏健と受け止められ、原油の供給懸念は限定的となっている。一方、ロシアのプーチン大統領は外交による打開を見限りウクライナへの攻撃を激化させる方針とみられ、関係者によると協議の枠組みは事実上崩れ双方の立場は振り出しに戻っていると伝えられた。 今夜のジャクソンホール講演待ちで、地政学リスクへの警戒も原油やドルの重荷になりやすい。
今後の注目イベント
| 日時(日本時間) | 国/地域 | イベント | 注目点 |
|---|---|---|---|
| 08/27 21:30 | 米 | 新規失業保険申請 (予想 208K) | 中 |
| 08/28 01:15 | All | Jackson Hole Symposium | 中 |
| 08/28 08:30 | 日 | コアCPI(前年比) (予想 1.8%) | 中 |
| 08/28 21:30 | 加 | GDP(前月比) (予想 0.2%) | 高 |
| 08/28 23:00 | 米 | Fed Chairman Warsh Speaks | 高 |
| 08/28 23:00 | 米 | Prelim Benchmark Payrolls Revision | 高 |