Titan FX(タイタンFX)

エヌビディア決算受け株高、ジャクソンホール警戒

2026-08-28 01:00 日本時間時点

本日のポイント

  • 米エヌビディアの第2四半期決算は市場予想を上回り、データセンター売上高は前年比+117%。次期(2028年度)の売上高は約7割増を見込むと表明し、株価は一時8%超上昇し226.9ドルまで買われた。
  • 決算を追い風に半導体・AI関連株が軒並み急伸。セールスフォースはアンソロピックへの出資評価益や強気の受注見通しを受けて急伸し、オクタやクラウドストライクもAIセキュリティ需要の拡大を背景に大幅高となった。
  • クリーブランド連銀のハマック総裁は「今が利上げに動くべき時」と改めて主張し、カンザスシティー連銀のシュミット総裁もインフレの粘着性を指摘。週末のジャクソンホール会合でのウォーシュFRB議長講演を控え、市場は身構えている。
  • 東京市場は日経平均が反落し66,132円(-0.20%)の終値、香港市場も25,566(+0.21%)で取引を終えた。ドル円は159.25円で前日比ほぼ横ばい。
  • ネパールと中国チベット自治区にまたがる大規模な山洪では少なくとも270人が死亡し、日本人を含む1,400人超が行方不明のまま捜索が続く。米国はイランへの新たな制裁を科す方針で、ホルムズ海峡の航行には衛星電波妨害による混乱も広がっている。

マーケットスナップショット

指標水準前日比
ドル円159.25-0.01%
ユーロドル1.1658+0.00%
日経平均(終値)66,132-0.20%
ハンセン指数(終値)25,566+0.21%
ダウ先物53,674+0.29%
S&P500先物7,731.00+0.53%
ナスダック100先物29,544+0.87%
NY金先物4,659.80+0.14%
WTI原油82.55+0.39%
ビットコイン80,340+1.66%
米10年債利回り4.656%-0.8bp

外国為替市場 — ドルは底堅く、円は方向感乏しく

ドル円は159.25円と前日比-0.01%とほぼ横ばいで、前日高値159.53円・安値159.11円のレンジ内で小動きに終始している。ユーロドルも1.1658ドルと±0.00%で方向感に乏しい。クリーブランド連銀ハマック総裁ら米当局者からタカ派寄りの発言が相次いだものの、米10年債利回りは4.656%と前日比-0.8bpとほぼ変わらず、週末のジャクソンホール会合でのウォーシュFRB議長講演待ちの様相が強い。エヌビディア決算を手掛かりにした株高もドル相場の重荷とはなっていない。東京寄り前にかけて、ドル円は159円台前半でのもみ合いが続きそうだ。

株式市場 — NY株は決算恩恵で切り返す

NY株は取引序盤でダウ平均が上昇に転じ、前日終値比157ドル高、ナスダック総合は+1.3%の大幅高となった。エヌビディアの決算を受けた半導体・AI関連株への買いが相場を押し上げ、ダウ先物は前日比+0.29%、S&P500先物は+0.53%、ナスダック100先物は+0.87%で推移している。エヌビディアは一時8%超上昇し226.9ドルまで買われ、セールスフォースやオクタ、クラウドストライクなど決算を発表した銘柄も軒並み急伸した。東京市場は日経平均が反落し66,132円(-0.20%)の終値、香港市場も25,566(+0.21%)で取引を終えている。NYの引けにかけて、決算恩恵の続伸を維持できるかが焦点となる。

マクロ経済 — インフレの粘着性が意識される

クリーブランド連銀のハマック総裁は「今が利上げに動くべき時」との考えを改めて示し、現行の政策金利は物価を抑制するには不十分だと述べた。カンザスシティー連銀のシュミット総裁もインフレは「粘着的で頑固」と指摘し、政策金利は必ずしも景気抑制的ではないとの見方を示した。週末のジャクソンホール会合ではウォーシュFRB議長が講演する予定で、市場の関心が集まっている。アジア序盤は、週末のジャクソンホール会合を見据えたポジション調整が続きやすい。

コモディティ — 金は堅調、原油はもみ合い

NY金先物は4,659.80ドルと前日比+0.14%で堅調に推移し、前日安値4,598.20ドルからは持ち直している。WTI原油は82.55ドルと+0.39%で、前日高値83.31ドル・安値79.62ドルのレンジ内で方向感に乏しい展開が続く。ホルムズ海峡では航行に関する衛星電波妨害による混乱が広がっていると伝わり、原油相場の下支え要因として意識されている。アジア序盤は、中東情勢を意識した金の底堅さが続きそうだ。

国際情勢 — ネパール大洪水・ホルムズ海峡に警戒

ネパールと中国チベット自治区にまたがる大規模な山洪では、少なくとも270人が死亡し、日本人を含む1,400人超が行方不明のまま捜索が続いている。米国はイランへの新たな制裁を科す方針で、ベッセント財務長官はイランと取引を続ける国々に関係遮断を要求した。マクロン仏大統領は高市首相とイラン停戦とホルムズ海峡の自由航行の確保を求めたと伝わり、同海峡では航行に関する衛星電波妨害の混乱がさらに広がっているという。ウクライナ情勢を巡っては黒海周辺のリスクと猛暑が欧州の穀物生産を直撃し、小麦先物は3年ぶりの高値をつけた。アジア序盤は、中東・南アジア情勢への警戒感がくすぶりやすい。

今後の注目イベント

日時(日本時間)国/地域イベント注目点
08/28 01:15AllJackson Hole Symposium世界の中銀高官が集結
08/28 08:30コアCPI(前年比) (予想 1.8%)日銀の早期追加利上げ観測に影響
08/28 21:30GDP(前月比) (予想 0.2%)カナダ経済の減速度合いを確認
08/28 23:00Fed Chairman Warsh Speaksジャクソンホールでの発言内容に注目
08/28 23:00ミシガン大消費者信頼感 (予想 51.0)家計のインフレ実感を確認
08/29 01:15AllJackson Hole Symposiumウォーシュ議長の講演が焦点