日銀レートチェックで円V字反発、米金利5%接近・中東緊迫
2026-09-21 01:00 日本時間時点
本日のポイント
- 日銀は18日、政策金利を1.25%程度へ引き上げた(ブルームバーグ日本版によれば30年余りで最速のペース)。上乗せ材料に乏しく「タカ派姿勢が不十分」との受け止めからドル円は158円台まで上伸したが、その後156円台後半へV字反転し、現在156.85円(+0.58%)。
- 米国では長期金利上昇が重荷となり、NYダウは18日に95.40ドル安(51,682.64ドル)で続落した一方、AI期待からナスダック総合は続伸。米10年債利回りは現在4.998%(+5.1bp)。
- バフェット氏がバークシャー・ハサウェイの会長を退任した(「時の流れには逆らえない」と発言)。
- 米中の経済チームは20日にニューヨークで通商協議入りし、24日に予定される首脳会談を前に関税・AI・イラン・重要鉱物などの懸案調整が続く。
- イラン情勢が一段と緊迫化。イランは米国に交渉再開の7条件を伝達し返答を待っていると伝えられ、北朝鮮も弾道ミサイルを相次ぎ発射した。なお本日21日は敬老の日のため東京市場は休場。
マーケットスナップショット
| 指標 | 水準 | 前日比 |
|---|---|---|
| ドル円 | 156.85 | +0.58% |
| ユーロドル | 1.1490 | +0.09% |
| 日経平均(終値) | 65,019 | +1.38% |
| ハンセン指数(終値) | 24,751 | +0.15% |
| ビットコイン | 80,876 | -0.43% |
| 米10年債利回り | 4.998% | +5.1bp |
外国為替市場 — レートチェック警戒下でもみ合い
ドル円は日銀会合後に158円台まで上伸する場面があったが、その後156円台後半へ反転し、現在156.85円(+0.58%)。前日高値158.00円・安値156.12円のレンジ内で推移しており、政府・日銀は円買い介入の準備を進めているとも伝えられ、上値は抑えられやすい地合いが続く。ユーロドルは1.1490円(+0.09%)と小動き。休場明けとなる22日の東京市場再開に向けて、ドル円は158円台回復の可否が焦点となりそうだ。
株式市場 — NY続落、東京は休場
NYダウは18日に95.40ドル安(51,682.64ドル)で続落し、長期金利上昇が重荷となった一方、ナスダック総合はAI関連への物色で続伸した。日経平均は18日終値65,018.95円(+1.38%)で取引を終えており、本日21日は敬老の日で休場、次の商いは22日となる。22日の東京再開後は、米長期金利の動向次第で戻り待ちの売りが出やすいだろう。
マクロ経済 — 米中協議とFRBの出方に注目
FRBは今月、3年ぶりとなる利上げを決定し、ドットプロットは年内追加利上げを示唆している。米中の経済チームは20日にニューヨークで通商協議入りし、24日に予定される首脳会談を前に関税・AI・イラン・重要鉱物などの懸案を調整している。協議の進展如何が、週明けのリスク心理を左右しそうだ。
コモディティ — 原油軟化、金は高値圏
WTI原油は96.08ドルと前日のレンジ(102.47〜99.10ドル)を下回る水準まで軟化し、金は4,424.90ドルと前日高値(4,423.30ドル)を上回る場面も見られた。中東情勢のにらみ合いが続くなか、原油・金ともに神経質な値動きが想定される。
国際情勢 — イラン情勢が緊迫化
イランは米国に交渉再開に向けた7条件を伝達し、返答を待っている状況にあると伝えられる。北朝鮮も弾道ミサイルを相次ぎ発射し、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられる。地政学リスクの高まりが、リスク回避の円買い・金買いを支える材料になり得る。
今後の注目イベント
| 日時(日本時間) | 国/地域 | イベント | 注目点 |
|---|---|---|---|
| 09/22 12:10 | 豪 | RBA Gov Bullock Speaks | 豪州中銀の金融政策スタンスを見極める材料 |
| 09/24 16:30 | スイス | SNB政策金利 (予想 0.00%) | ゼロ金利政策の継続を確認 |
| 09/24 10:30 | 豪 | Employment Change (予想 20.9K) | 雇用の強弱がRBAの先行き観測を左右 |
| 09/24 10:30 | 豪 | 失業率 (予想 4.5%) | 豪ドル相場のボラティリティ要因 |
| 09/25 18:15 | 英 | BOE Gov Bailey Speaks | 英中銀の金融政策運営スタンスに注目 |