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来週の注目:米中首脳会談とSNB、日銀後の円相場

2026-09-20 18:00 日本時間時点

本日のポイント

  • FRBは3年ぶりの利上げを決定し、日銀も18日に政策金利を0.25%引き上げて1.25%とし31年ぶりの高水準となった。ウォーシュFRB議長は今回の利上げを「緩和の一部を外しただけ」と説明したと伝わり、追加利上げ観測がくすぶる
  • ドル円は日銀会合後に一時158円台まで上昇したが、日銀・財務省のレートチェック実施が伝わると急反落。週末は156.85円(前日比+0.58%、前日高値158.00円・安値156.12円)で越週した
  • NYダウは週末95.40ドル安(-0.18%)と続落し週間でも3月以来の下げ幅となった一方、ナスダックはAI期待で続伸。日経平均は65,019円(+1.38%)と大幅高で終えた
  • 米10年債利回りは4.998%(前日比+5.1bp)と5%に迫る水準。WTI原油は96.08ドルまで続落し木曜安値99.10ドルも割り込んだが、NY金先物は4,424.90ドルと高値圏を維持
  • 来週は24日の米中首脳会談(習近平氏訪米)に加え、豪雇用統計・スイス中銀(SNB)政策金利・独PMI速報値など指標・イベントが相次ぐ。21日は敬老の日で国内市場は休場

マーケットスナップショット

指標水準前日比
ドル円156.85+0.58%
ユーロドル1.1490+0.09%
日経平均(終値)65,019+1.38%
ハンセン指数(終値)24,751+0.15%
ビットコイン80,221-1.24%
米10年債利回り4.998%+5.1bp

外国為替市場 — 円は介入警戒で上値重く、連休で流動性薄い

ドル円は18日の日銀会合後、一時158円台まで円安が進んだが、日銀・財務省がレートチェックを実施したと伝わると急反落するV字の値動きとなった。週末は156.85円(前日比+0.58%、前日高値158.00円・安値156.12円)で越週。ユーロドルは1.1490ドル(前日比+0.09%、高値1.1494・安値1.1456)とほぼ横ばいで推移した。週明け21日は敬老の日で国内市場が休場となり薄商いが見込まれ、円の一段安リスクも指摘されている。来週は24日の米中首脳会談とSNB会合を控え、ドル円は156円台後半を軸にレンジを探る展開になりそうだ。

株式市場 — 日経は大幅高で越週、米株は金利高が重し

日経平均は前日比+1.38%の65,019円で終え、大幅高で週を終えた。米国株はまちまちの展開で、NYダウは95.40ドル安(-0.18%)と続落し週間でも3月以来最大の下げとなったが、ナスダックはAI関連への期待から続伸した。ハンセン指数は24,751(+0.15%)と小幅高。著名投資家ウォーレン・バフェット氏はバークシャー・ハサウェイの会長退任を表明した。来週はFOMC・日銀会合通過後の余韻の中、米中首脳会談を控えた関連株の値動きに注目が集まりそうだ。

マクロ経済 — 日米そろって利上げ、来週はSNB・豪雇用に焦点

FRBは3年ぶりの利上げを決定し、ドットプロットは年内あと1回の追加利上げを示唆した。ウォーシュ議長は今回の利上げを「緩和の一部を外しただけ」と説明したと伝わり、市場では追加利上げの回数を巡る思惑が広がっている。日銀も18日、政策金利を0.25%引き上げて1.25%とし、31年ぶりの高水準となった。米10年債利回りは4.998%(前日比+5.1bp)と5%に迫る水準まで上昇している。来週は24日にスイス国立銀行(SNB)が政策金利を発表(市場予想0.00%)するほか、24日に豪雇用統計・失業率、23日には独をはじめ欧州各国のPMI速報値も発表される。来週は日米の利上げを消化した後の中銀イベントが相次ぎ、各国の金利差を意識した動きが続きそうだ。

コモディティ — 原油は続落、金は高値圏を維持

WTI原油は96.08ドルまで続落し、木曜の安値99.10ドルも下回る水準で週を終えた(前日高値102.47ドル)。中東供給懸念の後退が背景とされる。NY金先物は4,424.90ドル(前日高値4,423.30ドル)と高値圏を維持した。ビットコインは80,221ドル(前日比-1.24%)とやや上値が重い。来週にかけては、中東の供給懸念後退を受けて原油の上値は重く、金は底堅い展開が続きそうだ。

国際情勢 — 中東の緊張継続、来週は米中首脳会談も焦点に

イラン国会議長は、対話再開には条件があるとし、要求が満たされない限りホルムズ海峡の再開放はないとの立場を示した。イエメンのフーシ派によるサウジアラビアへの攻撃も伝えられ、米国は中東在住の自国民に警戒を呼びかけた。北朝鮮は短距離弾道ミサイルを発射し、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられる。来週24日には習近平国家主席とトランプ大統領の米中首脳会談が予定され、対中関税や台湾向け武器売却が議題に上る見通し。来週にかけては、中東情勢と米中首脳会談の行方が、リスク心理を左右する最大の変数になりそうだ。

今後の注目イベント

日時(日本時間)国/地域イベント注目点
09/22 12:10RBA Gov Bullock Speaks豪州中銀総裁の発言、金融政策スタンスの手掛かりとして豪ドル相場に影響
09/23 16:30独 製造業PMI速報値 (予想 54.0)ユーロ圏景気の先行指標、独製造業の回復度合いを確認
09/24 10:30Employment Change (予想 20.9K)豪雇用の強弱を示し、豪ドル相場や豪州中銀の政策観測に直結
09/24 10:30失業率 (予想 4.5%)雇用統計とあわせて豪州中銀の据え置き・利上げ観測を左右
09/24 16:30スイスSNB政策金利 (予想 0.00%)スイス中銀の金融政策判断、据え置き継続かに注目
09/25 23:00ミシガン大消費者信頼感 (予想 47.5)週末にかけての米消費者マインドを確認、米金利観測にも影響