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米国の原油・ガソリン在庫と原油価格(EIA週間統計)

米国の原油・ガソリン在庫と原油価格

米エネルギー情報局(EIA)が毎週水曜に発表する「週間石油在庫統計」をもとに、原油・ガソリン・留出油などの在庫量を、WTI・ブレント原油価格の推移とあわせて確認できます。過去5年の同じ時期と比べて在庫が多いのか少ないのかも一目で分かります。

最新データ9/18終了週(9/23(水)発表)次回発表予定9/30(水) 23:30(日本時間)WTI 最新$96.41(9/22)

今週の在庫統計

単位:百万バレル/前週比は万バレル
WTI原油 スポット価格
$96.41/バレル
1週間−10.61(−9.9%)
直近3か月(日次)3か月前比 +$21.79
9/22時点/集計週末 $101.44
  • 原油(商業在庫)は前週比 +297万バレルの積み増し。過去5年の同時期平均を2.0%上回る水準です。
  • ガソリンは前週比 −169万バレルの取り崩し。過去5年の同時期平均を5.7%下回る水準で、過去5年のレンジの下限を下回っています。
  • 留出油は前週比 −43万バレルの取り崩し。過去5年の同時期平均を12.3%下回る水準で、過去5年のレンジの下限を下回っています。
  • クッシング原油は前週比 +227万バレルの積み増し。過去5年の同時期平均を7.4%下回る水準です。

在庫と原油価格の推移

上段:在庫量(週次)/下段:原油価格(日次)。グラフ上をなぞると数値を表示
在庫の種類
期間
原油在庫過去5年平均(同時期)過去5年の変動幅(最小〜最大)WTIブレント

季節パターンと前週比

対象:原油(上の切り替えと連動)

今年と過去5年の比較

在庫は季節によって増減します。同じ時期の過去5年と比べるのが基本の読み方です。

2026年2025年同5年平均過去5年(2021〜2025年)の変動幅

前週比の推移(直近26週)

プラスは在庫の積み増し、マイナスは取り崩し。

積み増し取り崩し

直近12週のデータ

単位:在庫は百万バレル、前週比は万バレル、価格はドル/バレル
週末日原油前週比ガソリン前週比留出油前週比クッシング前週比WTI(週末日)
2026/9/18426.4+297206.0−169107.4−4323.7+227101.44
2026/9/11423.4−64207.7+79107.9+15921.5−34101.27
2026/9/4424.1−39206.9+127106.3+20921.8−6892.69
2026/8/28424.5−445205.7−117104.2+8022.5+884.57
2026/8/21428.9+10206.8−254103.4−22322.4+11887.21
2026/8/14428.8+441209.4+69105.6−15321.3−13183.99
2026/8/7424.4+1,742208.7−97107.1−122.6+16179.77
2026/7/31407.0+248209.7−164107.2−34721.0+23686.16
2026/7/24404.5−717211.3+1110.6+10618.6−7791.74
2026/7/17411.7+201211.3+77109.6+14019.4−6783.43
2026/7/10409.7−169210.5−153108.2+45620.0+4372.45
2026/7/3411.4+300212.1−190103.6−49819.6−569.73
週末日は集計対象週の最終日(金曜)。発表はその翌週の水曜です。原油在庫は戦略石油備蓄(SPR)を除く商業在庫。

はじめての方へ:EIA在庫統計の読み方

3分でわかる基本

EIA週間石油在庫統計とは?

米エネルギー情報局(EIA)が毎週発表する、米国の原油やガソリンなどの「在庫量」の統計です。米国は世界最大級の石油消費国のため、在庫の増減は原油価格(WTI)を動かす材料として世界中の市場参加者が注目しています。

毎週水曜に発表日本時間 23:30(米国冬時間は翌0:30)原油価格の注目材料

1発表までの1週間の流れ

金曜
集計の締め
この日までの1週間の在庫が集計対象。このページの「○/○終了週」はこの日付です。
火曜(米国)
API統計(前哨戦)
日本時間 水曜 5:30頃(米国冬時間は6:30頃)
業界団体の米国石油協会(API)が独自の在庫統計を公表。EIA発表の予告編として見られます。
水曜(米国)
EIA統計の発表
日本時間 23:30(米国冬時間は翌0:30)
米東部時間10:30に公式統計を発表。このページもこのデータで更新されます。
発表直後
原油価格が反応
結果が市場予想とずれると、WTIが短時間で大きく動くことがあります。

※米国の祝日がある週は、発表が木曜の米東部11:00〜12:00頃にずれることがあります(「次回発表予定」は通常の日程で表示しています)。

2在庫の増減と原油価格の関係

在庫が増えた積み増し
在庫 ↑→供給が余り気味→価格の下押し要因
在庫が減った取り崩し
在庫 ↓→需要が強い/供給が細い→価格の押し上げ要因
ここが大事

実際の値動きは、在庫が増えたか減ったかより、発表前の市場予想とどれだけずれたかで決まることが多くあります。「在庫が減ったのに価格が下がる」ということも珍しくありません。

予想
−200万
結果
−50万
例)減ったものの、予想ほどは減らなかった →「需要が思ったより弱い」と受け止められ、下押し材料になることも。

3在庫には「季節のクセ」がある

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ガソリン夏のドライブシーズン
留出油冬の暖房需要
原油製油所の定期点検
ハリケーン原油・製品とも
影響が出やすい時期その前後
ガソリンは夏に、留出油は冬に需要が増えて在庫が減りやすく、製油所の点検期(春・秋)は原油が使われにくく原油在庫が積み上がりやすくなります。メキシコ湾岸をハリケーンが襲うと生産や製油所が止まり、在庫が大きく振れることも。 だから前週との比較だけでなく「過去5年の同じ時期」との比較が大切です。→ 季節パターンのグラフを見る

4発表時にチェックする3ステップ

STEP 1
原油在庫の増減と予想との差

まずはヘッドラインの原油在庫。増えたか減ったかに加えて、市場予想より多いか少ないかを確認します。

STEP 2
ガソリン・留出油・クッシング

製品在庫は需要の強さを映します。WTIの受け渡し地クッシングの増減も価格に効きやすいポイントです。

STEP 3
過去5年と比べた水準

1週の増減だけでなく、在庫が例年より多いのか少ないのか。このページの上のグラフの灰色の帯と比べます。

用語の解説

原油

原油(商業在庫)

石油会社などが持つ原油の在庫。政府の備蓄(SPR)は含みません。ニュースの「原油在庫」は通常これです。

ガソ
リン

ガソリン

自動車用ガソリンの在庫。5月末〜9月初のドライブシーズンに需要が高まります。

留出

留出油

ディーゼル燃料や暖房油(ヒーティングオイル)など。冬の暖房需要や物流・景気の動きを映します。

OK

クッシング

米オクラホマ州の石油の集積地。WTI原油先物の受け渡し地点のため、WTI価格に特に影響しやすい在庫です。

SPR

戦略石油備蓄

米政府が緊急時に備えて持つ原油。放出や買い戻しは政策として決まります。

WTI

WTI/ブレント

WTIは米国産原油、ブレントは北海原油を基準とする国際的な原油価格の指標。このページではEIAのスポット価格(日次)を表示しています。

bbl

バレル

原油の量の単位で、1バレル=約159リットル。EIAは千バレル単位で公表しています。このページでは見やすいように、在庫量を百万バレル、前週比を万バレルで表示しています。

1バレル ≒ 159L ≒ 家庭の浴槽 約0.8杯分
原油価格は在庫だけでなく、産油国の生産方針、景気の見通し、ドルの動き、地政学リスクなど多くの要因で動きます。ここでの説明は一般的な傾向であり、将来の値動きを示すものではありません。
出典:米エネルギー情報局(EIA)Weekly Petroleum Status Report、Spot Prices(EIA API v2、または EIA 公開データページから取得)。過去5年平均・変動幅は、各週について前5年の同じ時期(最も近い週)の値から当ページで算出しています。データはEIAの公表値に基づきますが、正確性・完全性を保証するものではなく、反映が遅れる場合があります。
データ更新:2026/9/25 17:46:17(日本時間)