マルチタイムフレームの移動平均線（Titan_Multi_MA）

インジケーターの概要

上位足の時間足を重ねて表示

マルチタイムフレームの移動平均線は、チャートの時間足の移動平均線はもちろん、チャートの時間足よりも長期の時間足の移動平均線を表示することができるインジケーターです。

長期の移動平均線の水準を確認しながら分析を行うことで、サポートやレジスタンスとなりそうな水準や大きなトレンドの変化に素早く気づくことができるようになります。

【1時間足のチャートに1時間足、4時間足、日足の移動平均線を表示させた例】

表示できる移動平均線の種類は4種類

表示できる移動平均線の種類は単純移動平均線（SMA）のほか、指数平滑移動平均線（EMA）、平滑移動平均線（SMMA）、線形加重移動平均線（LWMA）の４種類の移動平均線を表示することが可能なので、お好みの移動平均線を用いた分析を行うことができます。

各移動平均線の動きの特徴

単純移動平均線（SMA）: 指定した期間の価格を単純に平均化したシンプルな移動平均線です。 指数平滑移動平均線（EMA）: 直近の価格の比重を高くした移動平均線であるため、直近の価格の影響を受けやすい移動平均線です。 平滑移動平均線（SMMA）: 値動きにすぐに反応しないように調整された移動平均線です。一番滑らかな移動平均線です。 線形加重移動平均線（LWMA）: 期間の近い価格への比重を高めた移動平均線です。EMAよりも反応は遅いですが、トレンドが発生したときは、価格に近くなります。

【4つの移動平均線の比較】

長期足の移動平均線がサポート、レジスタンスに

移動平均線は多数のトレーダーが使用していることもあり、移動平均線に近い水準はサポートやレジスタンスとして意識されやすいという特徴があります。

日足等の長期の移動平均線は、短期の足の移動平均線に比べると、注目度も高いので、サポートやレジスタンスとなることも珍しくありません。

長期の移動平均線を表示すると、押し目買いや戻り売りのタイミングをはかる場面や損切りや利益確定の水準を考える場面で重宝します。

【日足の移動平均線付近の水準がサポートになった例】

【日足の移動平均線付近の水準がレジスタンスになった例】

長期足の移動平均線を抜けると大きな流れが変わる可能性も

移動平均線は価格と移動平均線の位置関係、移動平均線の傾き等でトレンドを把握することができます。

長期の移動平均線を価格が超えるような動きとなると、大きなトレンド転換への期待が高まります。

【日足の移動平均線を下抜け、下降トレンドに転じた例】

※このインジケーターはTitanFXのWindows版のMT5、MT4でのみ動作します。

インジケーターの設定

インプット（MT5の場合）、パラメーターの入力（MT4の場合）タブの設定項目

変数名	内容	デフォルト
時間足	どの時間足の移動平均線を表示するかを指定します。 チャートの時間足の移動平均線を表示する場合は、currentを選択します。	current
期間	移動平均線の期間を指定します。	20
移動平均線の種類	移動平均線の種類を指定します。Simple（SMA）、Exponential（EMA）、Smoothed（SMMA）、Linear weighted（LWMA）から選択できます。	Simple
適用価格	使用する価格を指定します。	Close price

カラー（MT5の場合）、色の設定（MT4の場合）タブの設定項目

MT5変数名	MT4変数名	内容
Titan_Multi_MA	0	移動平均線のラインの色、太さ、種類