ドル底堅く158円台、米株先物は切り返し
2026-10-09 18:00 日本時間時点
本日のポイント
- ドル円は158円台前半(158.14、前日比+0.22%)で底堅く推移、日経平均は69,031円(-0.02%)と小幅3日続落。
- 香港ハンセン指数は3日ぶりに反発し24,211で終値。
- 前日の米市場はOpenAIの売上高下振れ観測でハイテク株が急落したが、年末までに年換算700億ドル超に達するとの報道で過度な懸念はやや後退、米株先物は3指数そろって上昇(ダウ先物+0.22%、S&P500先物+0.45%、ナスダック100先物+0.92%)。
- WTI原油は90.24ドル(-1.37%)で前日の急伸から値を消し、トランプ米大統領は中間選挙前のイラン攻撃はないと明言。NY金先物は4,213.30ドル(+1.35%)まで上昇。
- 今夜はカナダ雇用統計・米ミシガン大消費者信頼感が発表され、週末を挟んで12日(月)は米国債券市場がコロンバスデーで休場。
マーケットスナップショット
| 指標 | 水準 | 前日比 |
|---|---|---|
| ドル円 | 158.14 | +0.22% |
| ユーロドル | 1.1221 | +0.04% |
| 日経平均(終値) | 69,031 | -0.02% |
| ハンセン指数(終値) | 24,211 | +0.34% |
| ダウ先物 | 51,604 | +0.22% |
| S&P500先物 | 7,851.75 | +0.45% |
| ナスダック100先物 | 31,256 | +0.92% |
| NY金先物 | 4,213.30 | +1.35% |
| WTI原油 | 90.24 | -1.37% |
| ビットコイン | 82,595 | +1.11% |
| 米10年債利回り | 5.231% | -4.6bp |
外国為替市場 — ドル底堅く、週末前は小動き
ドル円は158円台前半で底堅い。東京市場では午後5時時点の日銀レートが1ドル158円33~34銭まで強含む場面があったものの、18時時点では158.14円(前日比+0.22%)にやや値を戻し、前日の高値158.42円・安値157.75円のレンジ内で推移している。日経は「米金利上昇が重荷」と伝え、NHKも「インフレ懸念で円が売られる」との見方を報じた。一方、人民元は対ドルで続伸し、北京時間16時30分の官方終値は6.6921元と2営業日連続の上昇で、約4年3か月ぶりの高値圏にある。高市首相は「責任ある積極財政」で円の信認を確保する方針を改めて示した。週明けの東京では、今夜の米ミシガン大消費者信頼感とカナダ雇用統計を通過した後のドル全般の地合いを引き継ぎ、158円台前半でのもみ合いが続きそうだ。
株式市場 — アジア株まちまち、米株先物は切り返し
日経平均は69,031円(前日比-0.02%)と小幅に3日続落、11円安で取引を終えた。前日の米ハイテク株安が波及し朝方には一時900円近く下落する場面もあったが、後場に入り半導体関連株への買い戻しで値を戻した。香港ハンセン指数は3日ぶりに反発して24,211で終値を付け、日経の報道によれば主力テック株への押し目買いが指数を支えた。NY入り後は、前日のOpenAI関連ショックが一服するなか、米株先物の上昇基調をどこまで試せるかが焦点になる。
マクロ経済 — 米金融政策とOpenAI余波に注目
マクロ経済では米金融政策とOpenAIの余波が前面に出ている。NHKは、FRB内で多くのメンバーが物価の上振れリスクを警戒しながら追加利上げを支持していると報じた。米10年債利回りは5.231%(前日比-4.6bp)へやや低下したが、ブルームバーグによればピムコのアイバシンCIOは米FT紙に対し同利回りが6%に達する可能性を指摘したという。前日の米市場ではOpenAIの売上高が事前の報道より下振れしたとの観測を受けてハイテク株が急落し、ナスダックは1%超下落、半導体株中心に売りが広がったが、OpenAIの年換算売上高が9月末時点の約500億ドルから年末には700億ドル超に達するとの新たな報道も伝わり、過度な懸念はやや後退した。日本側では財務省が発行する10年物国債の表面利率が3.1%と約30年ぶりの水準に設定され、日銀の植田総裁は物価の上振れリスクを警戒しつつ利上げを進める考えを示したと報じられている。高市首相は消費税減税による1人当たりの負担軽減額が約3.6万円になるとの見方を示した。今夜の米ミシガン大消費者信頼感とカナダ雇用統計を受け、週末を前にドルの方向感が一段と試されることになりそうだ。
コモディティ — 金は堅調、原油は値を消す
NY金先物は4,213.30ドル(+1.35%)まで上昇した。中東情勢への警戒と米長期金利の低下が支援材料となった。WTI原油は90.24ドル(-1.37%)で、前日は中東での緊迫化を背景に急伸していたが、トランプ米大統領が中間選挙前にはイランを攻撃しない方針を示したことで値を消した。今夜の米指標を受け、金・原油ともに方向感を固めづらい地合いが続きそうだ。
国際情勢 — イラン情勢は幾分和らぐ
トランプ米大統領は11月3日の中間選挙前にはイランを攻撃しない方針を明らかにした。これを受けて前日に急伸したWTI原油は値を消す展開となり、地政学リスクへの警戒はひとまず和らいでいる。週明けの東京では、イラン情勢の着地点を見極めつつ、リスク選好の戻りを試す流れになりそうだ。
今後の注目イベント
| 日時(日本時間) | 国/地域 | イベント | 注目点 |
|---|---|---|---|
| 10/09 21:30 | 加 | Employment Change (予想 6.1K) | 予想を上回れば加ドル買いの材料に |
| 10/09 21:30 | 加 | 失業率 (予想 6.5%) | 低下が続けば加ドル高・円安要因 |
| 10/09 23:00 | 米 | ミシガン大消費者信頼感 (予想 47.5) | 週末前の米消費者マインドを確認 |
| 10/09 23:00 | 米 | ミシガン大期待インフレ率 | 速報値からの変化に注目 |