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FOMC議事要旨はタカ派、NY株5日ぶり反落、ドル円158円台で膠着

2026-10-08 08:00 日本時間時点

本日のポイント

  • 7日のFOMC議事要旨は全員が9月の0.25%利上げ(3.75〜4.00%)を支持したうえで、大半が年内の追加利上げを「適切」と判断。NYダウは341ドル(-0.66%)安の51,179.87ドルと5日ぶりに反落
  • 米10年債利回りは24年ぶり高水準から低下したが、現在5.277%と高止まり。NY連銀調査では1年先インフレ期待が3.9%(前回3.6%)に上昇し2023年5月以来の高さ
  • 日経平均は70,036円(-0.92%)で終えたあと、大阪・シカゴの夜間先物が軟調で本日の下落スタートが見込まれる
  • ドル円は158円前後で膠着
  • 金は現物が4,100ドルを割り込み8月5日以来の安値、原油はアジア時間に88.92ドルまで持ち直した

マーケットスナップショット

指標水準前日比
ドル円157.99-0.06%
ユーロドル1.1204-0.52%
日経平均(終値)70,036-0.92%
ハンセン指数(終値)24,130+0.38%
ダウ先物51,441-0.02%
S&P500先物7,854.00+0.02%
ナスダック100先物31,436+0.11%
NY金先物4,130.80-0.24%
WTI原油88.92+0.72%
ビットコイン83,186-2.76%
米10年債利回り5.277%+0.8bp

外国為替市場 — 158円前後でもみ合い

ドル円は現在157.99円、前日比-0.06%とほぼ横ばいで推移している。前日のNY市場でも158円05〜15銭で取引され、米金利動向をにらみながら方向感の出にくい展開だった。ユーロドルは1.1204と前日比-0.52%の下落で、フランスの財政・政治不安が重荷となっている。本日の東京では、158円を挟んだもみ合いが続きそうだ。

株式市場 — NYは5日ぶり反落、東京は先物が軟調

7日のNY株式市場は、原油高止まりによるインフレ警戒とFOMC議事要旨のタカ派内容を受けた金利上昇を意識し、主要3指数が揃って値を消した。ダウ工業株30種は前日比341ドル(-0.66%)安の51,179.87ドルと5日ぶりに反落、キャタピラーなど景気敏感株が大きく売られた。S&P500は過去最高値圏から後退、ナスダックも高値圏から値を消したが、その後のダウ・S&P500・ナスダック100先物はいずれも小幅な動きにとどまっている。日経平均は70,036円(-0.92%)で終えたあと、大阪取引所の夜間取引で日経平均先物が570円安の69,790円、シカゴ市場でも1,025円安の69,850円まで下落し軟調さを引き継いでおり、東京証券取引所はTOPIXの構成銘柄数を10月末から1,634社から986社へ絞り込むと発表した。寄り付きは、米株安と先物の軟調さを引き継ぎ7万円を割り込む下落スタートが見込まれる。

マクロ経済 — FOMC議事要旨はタカ派、年内追加利上げ観測強まる

9月16〜17日開催分のFOMC議事要旨が7日に公表され、参加者全員が0.25%の利上げ(3.75〜4.00%)を支持したうえで、大半が年内にさらに1回の追加利上げが「適切」との見方を示した。CME FedWatchでは10月会合での政策金利据え置き確率が80.6%(追加利上げ確率19.4%)、12月会合では据え置き確率21.7%に対し0.25%利上げの織り込みが64.1%、0.50%利上げが14.2%となっており、年末にかけての利上げ観測が市場にも広がっている。ニューヨーク連銀調査では消費者の1年先インフレ期待が3.9%(前回3.6%)と2023年5月以来の高さに上昇した一方、5年先は3%で変わらず、期待賃金上昇率は2.6%に低下し実質所得への懸念も示された。米10年債利回りは24年ぶりの高水準からいったん低下したものの、現在5.277%と高止まりが続く。今夜は米新規失業保険申請の結果待ちで、金利・ドルの反応に注目したい。

コモディティ — 金は続落、原油はアジア時間に持ち直し

NY市場で金はFOMC議事要旨のタカ派色を受けた売りで反落。現物金は4,100ドルの節目を割り込み、8月5日以来の安値を付けた。NY金先物は現在4,130.80ドル(前日比-0.24%)で推移している。原油はNY市場で石油備蓄放出加速などを背景に反落して88ドル台で終えたが、アジア時間に入り買いが入り89ドル近辺まで値を戻し、現在88.92ドル(+0.72%)となっている。本日の東京では、金利高と地政学リスクの綱引きが続きそうだ。

国際情勢 — ホルムズ海峡の緊張が継続

米中央軍は7日、イラン革命防衛隊の将官がホルムズ海峡を「完全に管理している」と主張したことについて、同海峡の商業・エネルギー輸送(原油約2,000万バレル/日を含む)は正常に行われていると否定した。一方でカタール沖合では複数の物体がタンカーを直撃し死傷者が出たと報じられており、海峡周辺での緊張は収まっていない。イラン側は仲介国を通じて米国の提案に回答する方針を示し、ペルシャ湾およびホルムズ海峡の安全回復を条件の一つに挙げている。東京時間も、地政学リスクが原油やドル円の下支え材料として意識されやすい。

今後の注目イベント

日時(日本時間)国/地域イベント注目点
10/08 21:15英BOE Gov Bailey Speaks金融政策スタンスへの言及に注目
10/08 21:30米新規失業保険申請 (予想 200K)予想からの上振れ・下振れで金利とドルが反応しやすい
10/09 21:30加Employment Change (予想 6.3K)雇用の強弱でカナダドルが振れやすい
10/09 21:30加失業率 (予想 6.5%)雇用統計とあわせて確認したい
10/09 23:00米ミシガン大消費者信頼感 (予想 47.5)消費者マインドの変化を確認
10/09 23:00米ミシガン大期待インフレ率上振れはFRBの追加利上げ観測を強めうる