FOMC発表控え円売り優勢、AI株高でNY続伸
2026-10-28 08:00 日本時間時点
本日のポイント
- NYダウは前日比15ドル高(+0.03%)で小幅続伸。半導体指数SOXが4%高とAI関連への買いが相場を支えた一方、ボーイングは決算のキャッシュフロー見通し悪化で急落した。
- ドル円はFOMC前の持ち高調整の円売りで157円台後半まで値を上げ、現在157.96円(前日比+0.31%)。ユーロドルは1.1133まで下落(同-0.41%)。
- NY原油は99.89ドルまで続落(同-0.01%)、中東情勢の外交的解決への期待が重荷。NY金は4,077ドル台まで続伸(同+0.07%)。
- 米10月消費者信頼感指数は4カ月ぶりの高水準に改善し、市場予想を上回った。
- 本日はアジアで豪CPI・NZ中銀の利上げ判断・英予算案・加中銀の政策決定が相次ぎ、日本時間29日未明3時にはFOMC結果が発表される。
マーケットスナップショット
| 指標 | 水準 | 前日比 |
|---|---|---|
| ドル円 | 157.96 | +0.31% |
| ユーロドル | 1.1133 | -0.41% |
| 日経平均(終値) | 63,268 | +1.73% |
| ハンセン指数(終値) | 23,041 | -0.23% |
| ダウ先物 | 52,595 | +0.03% |
| S&P500先物 | 7,760.00 | +0.02% |
| ナスダック100先物 | 29,820 | +0.03% |
| NY金先物 | 4,077.50 | +0.07% |
| WTI原油 | 99.89 | -0.01% |
| ビットコイン | 80,784 | +0.97% |
| 米10年債利回り | 4.993% | +0.7bp |
外国為替市場 — 円売り優勢、FOMC待ちでレンジ上放れ
FOMC前の持ち高調整の円売りが先行し、ドル円は前日の取引レンジ(高値157.63円・安値156.66円)を上抜けて157.96円まで値を上げた(前日比+0.31%)。ユーロドルは前日の安値1.1175を下抜け1.1133まで下落(同-0.41%)しており、ドル全体が底堅い。日本時間29日未明のFOMC結果発表まで、材料待ちの持ち高調整が続きやすい地合いだ。寄り付きは、FOMC結果発表待ちの持ち高調整で、ドル円は157円台後半を中心とした値動きが続きそうだ。
株式市場 — AI・半導体主導で続伸、ボーイングは重荷
NYダウは前日比15ドル高(+0.03%)で小幅続伸した。半導体指数SOXが4%高とAI関連への買いが相場を支え、ハイテク大手の決算発表を控えて投資家はポジションを積み増した。一方でボーイングはキャッシュフロー見通しの悪化を受けて急落し、ダウ全体の上値を抑える要因となった。日経平均は27日の大引けで前日比+1,078円(+1.73%)の大幅高となり63,268円で終えており、夜間取引の日経平均先物はさらに920円高の64,420円まで上伸している。ハンセン指数は前日終値23,041円(-0.23%)と利益確定売りがやや優勢だった。本日の東京では、前日の大幅高からの上値試しとなり、半導体・AI関連への買いが日経平均を支えそうだ。
マクロ経済 — 消費者信頼感は改善、焦点はFOMCの行方
米10月消費者信頼感指数は4カ月ぶりの高水準に改善し、市場予想を上回った。ガソリン価格上昇の一服が消費者心理の改善につながったとみられる。これを受けて米景気の底堅さが意識される一方、市場の関心は日本時間29日未明3時に結果が発表されるFOMCに移っている。政策金利は据え置きが予想されているが、声明文と3時30分からの記者会見では12月以降の金利方針への言及が焦点となる。米10年債利回りは4.99%近辺で横ばいとなっており、FOMC結果待ちで大きく動いていない。今夜のFOMC結果発表待ちで、米金利・ドルは方向感を欠く展開が続きそうだ。
コモディティ — 原油は続落、金は底堅く推移
NY原油は99.89ドルまで続落(前日比-0.01%)しており、中東情勢の外交的解決への期待が引き続き相場の重荷となっている。NY金は4,077ドル台まで続伸(同+0.07%)し、原油安と金利の落ち着きを背景に買いが入りやすい地合いが続く。今夜のFOMC結果発表待ちで、原油安・金高という組み合わせは大きく崩れにくいとみられる。
国際情勢 — イスラエル総選挙、組閣協議の行方に注目
イスラエルの議会選挙は出口調査でネタニヤフ首相の与党連合が過半数に届かないとの観測が報じられている(出口調査のため未確定)。最終結果と組閣協議の行方は、中東情勢の安定度を見極める材料として一部で注目されている。NY原油が中東情勢の外交的解決期待で軟化する一方、地政学リスクが完全に消えたわけではない。本日の東京では、イスラエル情勢の最終結果を見極めつつ、地政学リスクは原油相場を支える要因として意識され続けそうだ。
今後の注目イベント
| 日時(日本時間) | 国/地域 | イベント | 注目点 |
|---|---|---|---|
| 10/28 09:30 | 豪 | CPI(前年比) (予想 4.2%) | RBAの追加利上げ判断を左右する指標、豪ドルの反応に注目 |
| 10/28 10:00 | NZ | Official Cash Rate (予想 3.00%) | 3会合連続の利上げとなるか、NZドルの反応が焦点 |
| 10/28 21:30 | 英 | Annual Budget Release | 増税・財政規律の内容次第で英国債利回り・ポンドが変動しやすい |
| 10/28 22:45 | 加 | Overnight Rate (予想 2.50%) | 声明文のトーン次第でカナダドルが振れやすい |
| 10/29 03:00 | 米 | FOMC政策金利 (予想 4.00%) | 据え置き予想が大勢、声明文・議長会見で12月以降の方針に注目 |
| 10/29 21:30 | 米 | Core PCE Price Index m/m (予想 0.3%) | 利上げ継続の是非を左右するインフレ指標 |