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日銀観測でドル円下値試す、AI株安でアジア重い寄り付きへ

2026-11-02 08:00 日本時間時点

本日のポイント

  • シカゴ日経平均先物は62,600円(-890円)で推移し、キオクシアの10〜12月期純利益が前年の15倍となる見通しも重なり、本日の東京市場は上値の重い寄り付きが見込まれる。
  • ドル円は早朝、日銀の追加利上げ観測を背景に156円90銭台まで値を下げる場面があったが、157円54銭まで戻している。
  • 金曜(30日)のNY市場はAI投資懸念からダウが572.25ドル安(-1.09%)と続落、ナスダック総合も一時3.85%下落した。
  • 暗号資産大手バイナンスは週末に出金を再開し被害の95%を補塡したと説明、出金再開に伴う流出額は5,600億円規模だったと報じられている。
  • 11月3日の米中間選挙を控え、豪州(RBA)・英国(BOE)の金融政策決定にも関心が集まる。

マーケットスナップショット

指標水準前日比
ドル円157.54-0.07%
ユーロドル1.1159-0.20%
日経平均(終値)63,290-2.12%
ハンセン指数(終値)23,294+1.46%
ビットコイン77,763+0.42%
米10年債利回り4.929%-6.0bp

外国為替市場 — 日銀観測で下値を試す

ドル円は157.54円(-0.07%)。早朝の取引では日銀の追加利上げが意識され、一時156円90銭台まで値を下げる場面があったが、その後157.54円まで持ち直している。日経の分析では、ドル円の値幅は4年半ぶりの小ささとなっており、ヘッジファンドによる売りも遠のいていると指摘されている。ユーロドルも1.1159ドル(-0.20%)と軟調で、直近の高安レンジ(157.88円~156.97円)の下限付近での一進一退が続く。本日の東京では、日銀観測を背景にドル円の下値を試す場面もありそうだ。

株式市場 — アジアは重い値動き継続へ

日経平均は金曜(30日)に大幅安となり3日続落で終えた。本日はキオクシアの10〜12月期純利益が前年の15倍となる1兆3600億円に拡大する見通しが伝わっており、先読み的な株式相場では好決算にもかかわらず指数の重荷との見方も出ている。シカゴ日経平均先物は62,600円(-890円)まで下げ、戻りを試す動きは限られそうだ。米国でもナスダック総合が一時3.85%下落、ダウも572.25ドル安(-1.09%)の51,770.31ドルと続落するなど、AI投資の持続性への懸念からハイテク株中心に売りが広がった一方、香港市場は逆行高で終えており、地域間の明暗が続いている。寄り付きは、シカゴ先物が示す下値模索の流れを引き継ぎやすい。

マクロ経済 — 日銀観測と選挙区割りが焦点

日銀は前回の金融政策決定会合で政策金利を据え置いたものの、物価目標2%への到達を「ひとつの節目」と位置づけつつ利上げ継続の方針を示しており、この観測が週明けの円相場を動かしている。米国では11月3日の中間選挙に向け、与党が有利になるよう進めてきた9州での選挙区再編(ゲリマンダー)が、思惑通りには進んでいない可能性があると報じられている。豪州(RBA)・英国(BOE)の金融政策決定も週後半に控えており、中銀イベントが相次ぐ一週間となる。今夜のISM製造業景況指数待ちで、米金利・ドルの方向感は限定的となりやすい。

コモディティ — 金・原油とも値動きは一服

金は節目の3,900ドルを下回る3,898.90ドル、WTI原油は104.12ドルで推移しており、未明時点からおおむね値動きの乏しい状態が続いている。金は直近の安値(4,016.30ドル)も下回る水準にあり、ドル高・利益確定売りが重荷となっている一方、WTI原油は中東情勢の緊張を背景に直近の高値(103.00ドル)を上回る底堅さを維持している。OPECプラスは12月の生産枠維持を既に決定済みだ。値動きの乏しさは、東京市場が本格的に動き出すまで続きやすい。

国際情勢 — 中東外交・仏国内情勢に警戒

ネタニヤフ首相がトランプ大統領に対し、米中間選挙後の対イラン攻撃再開を要求したと米メディアが報じた。フランスでは週末の抗議デモ後の衝突を受けて検察が捜査を開始し、警官隊が火炎瓶で負傷する事態となった。中東では依然緊張が続いており、エネルギー・為替市場への警戒感は根強い。外交・治安情勢の行方次第で、今週のエネルギー・為替市場は振れやすい状態が続く。

今後の注目イベント

日時(日本時間)国/地域イベント注目点
11/03 00:00米ISM製造業景況感 (予想 54.7)拡大・縮小の境目(50)超えが続くか
11/03 12:30豪Cash Rate (予想 4.85%)利上げの有無と豪ドルの反応に注目
11/04 00:16米Congressional Elections結果次第で財政・政策期待が変化
11/04 19:00欧CPI(前年比) (予想 4.0%)ECBの政策路線への影響を点検
11/05 21:00英BOE政策金利 (予想 4.00%)利上げの有無とBOEの声明内容に注目