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米10年債利回り2002年来高水準、ドル高・株安警戒

2026-10-08 01:00 日本時間時点

本日のポイント

  • 米10年債利回りが2002年以来の高水準となる5.311%に上昇し、NY株は取引時間中に売りに押され、ダウは一時500ドルを超える下落となった。
  • ドルは全面高、ユーロは対ドルで1.1191(-0.64%)まで下落し1.12ドルを割り込んだ。ドル円は158.11(+0.01%)と底堅く、158円台前半でのもみ合いが続く。
  • 金(NY金先物)は4,131.80ドル(-1.32%)まで値を下げ、心理的節目の4,200ドルを割り込んだ。ビットコインは8.3万ドル台に急落(-2.54%)し、リスク回避が広がった。
  • 欧州株は利回り上昇とフランスの財政不安を背景に全面安(独DAX -1.26%、仏CAC40 -1.22%、伊MIB -2.44%)。
  • 日経平均は前日比-0.92%の70,036円で取引を終え、7万円台を維持。東京証券取引所はTOPIX構成銘柄を約4割(683銘柄)削減する見直し方針を発表した。

マーケットスナップショット

指標水準前日比
ドル円158.11+0.01%
ユーロドル1.1191-0.64%
日経平均(終値)70,036-0.92%
ハンセン指数(終値)24,130+0.38%
ダウ先物51,337-0.92%
S&P500先物7,844.50-0.37%
ナスダック100先物31,365-0.38%
NY金先物4,131.80-1.32%
WTI原油89.03-0.46%
ビットコイン83,371-2.54%
米10年債利回り5.311%+4.2bp

外国為替市場 — ドル全面高、円は底堅く推移

NY市場は正午を回り、10年債利回りが2002年以来の高水準となる5.311%に乗せたことを受けてドルが全面高となっている。ユーロは対ドルで1.1191(-0.64%)と1.12ドルを下回る水準まで下落し、フランスの財政悪化や独仏の国債利回り格差(スプレッド)拡大への懸念が重荷となった。一方、ドル円は158.11(+0.01%)と底堅く、前日の高値158.51・安値157.84の範囲内で推移している。東京タイムでは夕方にかけてユーロ売りが優勢だったとの声も聞かれた。ドル円は158円台前半でのもみ合いが続き、NY後半にかけてもこの水準を維持できるかが試される。

株式市場 — 利回り上昇でリスク回避、欧州は全面安

米10年債利回りが2002年以来の高水準(5.311%)に上昇したことを受け、NY株は序盤から売りに押され、ダウは一時500ドルを超える下落となった(NY市場はなお取引時間中)。半導体株やハイテク株、金融株への売りが目立つ。欧州株式市場は既に取引を終え、独DAXが-1.26%の25,129、仏CAC40が-1.22%の7,769、英FTSE100が-0.74%の10,464で引けた。イタリアはMIB指数が-2.44%の50,011.50まで売られ、銀行株指数は-3.64%の急落となった。日経平均は前日比-0.92%の70,036円で取引を終え、7万円台を維持したものの直近の上昇分をやや吐き出した。東京証券取引所はTOPIXの構成銘柄を現行から約4割(683銘柄)削減する見直し方針を発表し、マクドナルド日本法人やGO、ワークマンなど35銘柄が新規採用された。欧州株安の流れがNY後半にかけて米株にも重荷となりやすく、利回り動向をにらんだ神経質な展開が続きそうだ。

マクロ経済 — 金利高・インフレ期待の上振れに警戒

ニューヨーク連銀が発表した9月の消費者期待調査では、1年先のインフレ期待が前月の3.58%から3.9%に上昇し、2023年5月以来の高水準となった。1年先の支出成長期待も5.5%に上昇し、同じく2023年5月以来の高さとなっている。この後、米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨公表とトランプ大統領の発言が予定されており、金利見通しを左右する材料として警戒されている。インドでは中央銀行が約3年8カ月ぶりの利上げを実施し、政策金利を5.50%に引き上げた。インフレ期待の上振れが続けば、NY後半にかけて金利先高観が一段と強まりかねない。

コモディティ — 金はドル高・金利高で軟化、原油は底堅い

金(NY金先物)はドル高と金利上昇を受けて4,131.80ドル(-1.32%)まで値を下げ、心理的な節目の4,200ドルを割り込んだ。WTI原油は89.03ドル(-0.46%)とほぼ前日水準で推移し、ホルムズ海峡やサウジアラビアへの攻撃増加を背景とした供給不安が下値を支えている。金はNY後半にかけても金利動向に振らされやすく、原油は地政学リスクが下支えとなりそうだ。

国際情勢 — 中東の緊張とロシア制裁が重荷

イエメンのフーシ派によるサウジアラビアへの攻撃が増加し、ホルムズ海峡周辺では過去1カ月で約20隻の商船が攻撃を受けたと報じられている。原油タンカーの輸送量は開戦前の約76%まで戻しているものの、供給不安は根強い。米国のルビオ国務長官は、イランが核合意の「複数の機会」を逃したと述べ、米イラン間の交渉は停滞が続いている。欧州連合(EU)はロシア関連の新たな制裁対象として約1,650件を承認した。中東情勢の緊迫化は原油とドルの双方の下支え要因として働き、NY後半にかけても警戒が続きそうだ。

今後の注目イベント

日時(日本時間)国/地域イベント注目点
10/08 02:00米President Trump Speaks関税・金融政策に関する発言内容を注視
10/08 03:00米FOMC Meeting Minutes金利上昇局面での利上げ・据え置きに関する議論内容が焦点
10/08 17:30米FOMC Member Waller Speaks直近の金利上昇を受けた発言内容に注目
10/08 21:15英BOE Gov Bailey Speaks英金融政策の方向性を見極める材料
10/08 21:30米新規失業保険申請 (予想 200K)労働市場の底堅さを確認
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