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イラン和平期待で原油急落、米株反発・中間選挙控えドル円もみ合い

2026-11-03 01:00 日本時間時点

本日のポイント

  • イランのペゼシュキアン大統領が「最高指導者が政府に対米和平協議を進める権限の一部を付与した」と表明し、中東供給懸念の緩和期待からWTI原油が前日安値(102.43ドル)を割り込み97.40ドル(-6.45%)まで急落した。
  • 原油急落を好感してNY株式市場は序盤堅調、ダウ平均など主要3指数は序盤に500ドル超高の場面もあり半導体・ハイテク株も買い戻された(米国株はなお取引時間中)。
  • ドル円は157.86円(+0.22%)で157円台後半を維持し、前日高値157.88円に接近する場面も見られた。
  • 米10月ISM製造業景況指数は55.5と予想を上回る一方、9月の建設支出は前月比1.9%減と予想に反して悪化し、指標はまちまちの内容となった。
  • 日経平均は2日の取引で-0.33%の63,082円で続落、ハンセン指数は+0.42%の23,393円で小幅高と地域間で明暗が分かれた。

マーケットスナップショット

指標水準前日比
ドル円157.86+0.22%
ユーロドル1.1199+0.30%
日経平均(終値)63,082-0.33%
ハンセン指数(終値)23,393+0.42%
ダウ先物52,531+1.18%
S&P500先物7,679.00+0.85%
ナスダック100先物28,782+0.87%
NY金先物3,967.70+1.76%
WTI原油97.40-6.45%
ビットコイン77,362-1.12%
米10年債利回り4.908%-2.1bp

外国為替市場 — 方向感限定のもみ合い

ドル円は157.86円(+0.22%)で157円台後半を維持し、前日高値157.88円(前日安値156.97円)に接近する場面も見られた。ユーロドルも1.1199ドル(+0.30%)とわずかな上昇にとどまる。原油急落を受けた米株高が目先のリスク選好を支える一方、11月3日の米中間選挙を控えて持ち高調整的な売買が優勢で、方向感は限られている。東京寄り前にかけては、中間選挙の行方を見極めるまでドル円は157円台後半でのもみ合いが続きそうだ。

株式市場 — 原油急落を受け序盤堅調

NY株式市場は序盤、イラン最高指導者が政府に和平協議の権限を付与したとの報道を受けた原油急落を好感して堅調に推移し、ダウ平均など主要3指数は一時500ドル超高の場面もあり半導体・ハイテク株も買い戻された(米国株はなお取引時間中)。本日は取引終了後にアップルの決算発表を控え、相場の次の手掛かりとなる。アジアでは日経平均が2日の取引で-0.33%の63,082円で続落して取引を終えた一方、香港ハンセン指数は+0.42%の23,393円で小幅に上昇し地域間で明暗が分かれた。NY後半にかけては、原油安を追い風にした買い戻しの勢いが続くかが焦点となる。

マクロ経済 — まちまちな米指標、中間選挙を前に

米10月ISM製造業景況指数は55.5と予想を上回り4年超ぶりの高水準となったが、9月の建設支出は前月比1.9%減と予想に反して悪化し、指標はまちまちの内容となった。11月3日に投票が始まる米中間選挙は議会の勢力図を左右し、AI関連株などへの政策期待にも影響を与えるとみられている。AI企業アンソロピックは日本で5千億円規模の資金調達を進めるとともに、売上高が前年同期比12倍の約170億ドルに拡大したと伝えられ、IPOへの期待も高まっている。アジア序盤は、中間選挙の結果が判明するまで米経済指標への反応は限定的となりそうだ。

コモディティ — 原油が急落、金は切り返し

WTI原油は前日安値(102.43ドル)を下回る97.40ドル(-6.45%)まで急落した。イラン大統領が最高指導者から和平協議推進の権限を得たと表明したことが背景で、中東の供給懸念緩和への思惑が売りを誘った。一方、金は節目の3,900ドル近辺から切り返し3,967.70ドル(+1.76%)まで上昇している。東京寄り前にかけては、イラン情勢の進展次第で原油安・金高の組み合わせが続くかが試されそうだ。

国際情勢 — イラン和平協議に進展の兆し

イランのペゼシュキアン大統領は、最高指導者が政府に対米和平協議を進める一定の権限を付与したと表明し、外交的な進展への期待が広がっている。11月3日に投票が始まる米中間選挙は議会の勢力図が焦点となり、結果次第で政策運営に影響が及ぶ可能性がある。日韓両国の外務次官は北朝鮮の非核化に向けた戦略対話を行い、緊密な連携を確認した。アジア序盤にかけては、イラン情勢の進展と中間選挙の行方が市場センチメントを左右しそうだ。

今後の注目イベント

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